「書き手の遺した余白で遊べ! ウミネコMINI文庫『KUNIBIKI』…え、もう完売??」ヒスイのうっかり日記(笑)
今日は「近未来SFの楽しみって、余白にあるよね」という話です。
まあ、簡単に言えば、
かねてよりオーダー済みだったウミネコMINI文庫「KUNIBIKI」が来たわけで(笑)
これがまた、おもしろいわけで。
いやいや、ヒスイはお話に関しては
忖度をしない人間です。
だって、忖度するほど頭良くないし(笑)
しかしですね、このNNさまの「KUNIBIKI」に関しては
2年前かな? に初めて読んだ時からずっと
「余白にこそ、ワクワクがあるSFだな」って
思っていたんです。
舞台は近未来。
時代に取り残されたみたいなスモー(相撲)を担当させられた女性記者が
孤軍奮闘しながら、スモー本来の意味を探り取っていく、という話です。
相撲って、本来は神事なんですってね。
スポーツじゃないんですよ。
格闘技でもないんです。
スモーなんですね。
どうでもいいけど、ヒスイの知り合い(コロンビア人)が以前、
『おれはたいていの男にはビビらないけど
むかし、スモウと喧嘩しかけた時だけは、ちびるほど、しびれるほど怖かった』
って言ってました。
彼の言うスモウは、おそらく力士のことで。
ちなみにコロンビア人の彼は、身長190㎝、体重が80キロという、ガチ体形で。
なんでそいつが、お相撲さんと喧嘩しそうになったか。
ヒスイは理由を知りませんし、
正直 知りたくもない(笑)
けんかっ早い奴なんですよ(笑)
デカいでしょ、そのうえに脳みそと脊髄と反射神経が
時速570キロでつながってて
こっちが あれっ?と思った瞬間には、
とっくに、だれかに向かって突進してる、みたいな男です。
そんな男がビビるほど
力士と言うのはすさまじいパワーを持っているんです。
パワーの理由は何か。
なにゆえ力士には、それほどの力が必要なのか。
それは「KUNIBIKI」を読めばわかりますが、
作中に書ききってない余白部分で
余計に想像することができます。
そこがおもしろいの。
この話は、余白で遊ばせてくれる。
そこが、スキなんです。
最近の小説って、
どこか、枠内いっぱい、きっちりキリキリに作ってあるものが多い。
ガチっと作りこんであるものが多い。
作りこんであるほどに、ストーリーはきれいに流れていくんだけど
余白がない。
遊びがないんですね。
読後に、余韻を感じる白紙がないんですよ。
それがいい時もありますが、
ヒスイはやっぱり、書き手がわざと残しておいた余白いっぱいで遊んでみたいなあと思います。
ウミネコMINI文庫「KUNIBIKI」。
カバー装丁は つぐみんさんで
裏も表もキュートなデザイン♡
巻末に、ぼんらじさんの解説つき。
しかも最終ページには
サプライズ? セキ画伯のイラストが!
本のラストを締めくくるにふさわしい、肉量感いっぱいのイラストです。
物語の勢いに加えて、装丁やイラスト、解説までが一丸となって
怒涛の寄せを繰り出してくる(笑)
そんな本、欲しいでしょ(笑)?
……残念でしたー! もう完売なんですって(笑)
今日は宣伝で終わりです(笑)
今ヒスイは、ヤスさんの #66ライラン に参加しています。
毎日記事アップ、マガジンへ投稿するのを
66日間繰り返します。
すると、書いて投稿するのが習慣になり、継続できるって事。
今日で3日目のカウントです。
あと59日か(笑)
また、明日ね。
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