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好き-誰にも止められない。

私はビビりだ。
周りはそうは思っていないようだが、認める。ビビりだ。
海外旅行が特別好きという訳ではなかった。
日本が安全だし、いいとこあるし、綺麗だし。
何があるかわからんの怖いやん。

と思っていた。

が、何を思ったか韓国ソウルのゲストハウスを7連泊予約していた。

遡ること3ヶ月。
出会いはある時、突然に。

YouTubeを見ていたら、出てきたんですよ。
BIGBANG、G-DRAGON、ジヨン氏。
今までアイドル、アーティストを好きになったことはなかった私です。

しかし、小さな頃からオタク気質は持ち合わせていた。
大好きだったセーラームーン。
当時、VHSの予約システムさえなかった時代。
毎週土曜日、夜7時、録画ボタンを右手親指で待ち構えながら、ちょうどピッタリ、キレイに録画してコレクションしたかった。
夏休み、鹿児島の祖父母の家に夜行列車で向かう夜、録画できないあの悔しさ。
出発は夜中近いのに、わざわざ夕ごはんを外食しようと早めに家を出る意味が分からなかった。
中華料理屋さんのテレビは野球中継だった。
今でも忘れない。

これはもう遺伝です。
知ってましたよ。
父の部屋にはAKB48・板野友美ちゃんのポスターがあり、母の部屋には嵐・松本潤くんの写真が飾ってある。
私たち姉妹があげたものだ。
好きやったやん。買ってきたで。あげる。
これが私たち家族の普通です。
ちなみに、十数年経過した現在でもしっかり飾られております。


私は苦しんでいた。
何かから抜け出したかったし、離して欲しかった。
私にまとわりついた何かを脱ぎ捨てたかった。

「君のために生きなよ」

12月の夕方そんな言葉をもらった。
G-DRAGONことクォン・ジヨンのLIVE behind映像。

スマホの待ち受け画面にしていた。
もし誰かが私の画面を見ていたら、心配になったかもしれない。
大丈夫か。コイツ。

私は気にしない。
その画面が心の安定剤になっていた。

「好き」とはそういうものかもしれない。
そばにあるだけで救われる。

就職してから、働き続け、前に前に進んできた。
もちろん、楽しんでいる自分もいた。
けれども、疲れている自分にも薄々気づいていた。

えっ。もうよくない?

自由に、したい。

仕事を辞めた。

退職金を冒険のための資金につぎ込む。ふふっ。

ここはやっぱり韓国に行かねば。

好きなものには近づきたい。
人間の性である。いや、動物の本能か。

ネットサーフィンで情報収集。
何?!ジヨンパパが経営している、ペンションがあるですと?!
それは行っておかなければなりません。

ちなみに過去、韓国には行ったことはございませんでした。
後々考えてみれば、なんとコアな旅だったこと。
ペンションに一人もなんだかな。
これは傷心旅行ではない。
冒険だ!
冒険にはお供がいてもいいはずだ。
よし。妹を連れて行こう。

妹、2泊3日、初の海外旅行
私、10泊11日、初渡韓

Let’s go

と、その前に。
準備が必要でしょ。
韓国語わからないもん。

本屋さんへGO

まず、文字が読めないと困る。
文法の本を買った。

挨拶はできないと困るんじゃない?
マンツーマンで教えてもらえる先生を探した。

私「BIGBANGを好きになりました。韓国語を習いたいです。」

以上!

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