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初めての自作デザイングッズ~カノッサの屈辱サコッシュ~

初めて自分でデザインしたグッズを依頼しました。
それがこちらです!

カノッサの屈辱サコッシュです。
世界史を学習したことがある人ならニヤリとすると思います。

Wikipediaより

これです。
この絵を模写しつつ、色は多少変えながら作りました。
私が描いた絵がこちらです。

本当は元の絵の下に書いてある文字を入れたかったのですが、読めなかったので断念しました。その代わりにイタリア語とドイツ語を入れました。どちらも「カノッサの屈辱」と書いてあります。イタリア語を上に、ドイツ語を下に入れることで、カノッサの屈辱の上下関係を表しています。

カノッサの屈辱を知らない方向けに、ざっくり説明します。

カノッサの屈辱とは、中世ヨーロッパで起きた事件です。
当時のローマ教皇と神聖ローマ帝国(今のドイツあたりにあった国)の皇帝との間で争いが起きました。聖職者を任命する権利、叙任権をどちらが持つかが原因でした。
この争いの結果、神聖ローマ帝国皇帝が破門されました。ここで言う破門とは、ローマ教皇を頂点とするカトリック教会から神聖ローマ帝国皇帝を除名することです。これに焦りを覚えた神聖ローマ帝国皇帝は、雪が降りしきる1月の最中、3日に渡って裸足と断食のまま祈りを続けて教皇に許しを請いました。

という、世界史界隈ではおもしろ事件として有名な出来事です。
また、字面がやたらかっこいいことも人気の一つです。

元々、世界史仲間の友人へのプレゼントとして作りました。意外と世界史関連のグッズが少ないことに気付き、いっそ自分で作ってしまおう!と思い至りました。
友人に「なんか好きな世界史の言葉ある?」と聞いたところ、「カノッサの屈辱」が挙がりました。
他の言葉もあったのですが、誰も死なず迫害されず、ただ皇帝が寒い中頑張ったという世界史上ではまれな平和な(?)事件であるカノッサの屈辱を選びました。
「三帝同盟」や「シチリアの晩鐘」も候補に挙がったのですが、前者は第一次世界大戦の前触れとなる出来事でしたし、後者も虐殺が起きた事件なので、あまり軽率にグッズ化するものではないかな……と思いました。

そこでこちらのサイトで依頼し、印刷してもらうことになりました。

人生初のグッズ作成です。
Tシャツだとありきたりだったので、サコッシュにしました。私も身につけられる世界史グッズが欲しいなと思っていたことも理由です。

クラTジャパン様に丁寧に対応していただきました。おかげで、イメージ通りのサコッシュができあがりました!

後日、友人に渡そうと思います。反応が楽しみです。
また、同人誌即売会の場でグッズとして頒布しようかなと思っています。諸般の関係で通販サイトには出せないかもしれません……。

是非、直接イベントに来ていただき手にしていただけると嬉しいです!


追記
このサコッシュが届いた前日、1月25日はカノッサの屈辱の日だそうです。
運命を感じます……。

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