がん患者のケアマネジメント 在宅ターミナルをささえる7つのフェーズ・21の実践
中央法規出版 市橋亮一・若林英樹・荒木篤著 2015年3月発行
3年ほど前に実父が癌にかかり、ステージⅣと言われた時の気持ちは、今でも忘れることができません。幸い、奇跡の回復を遂げ、高齢ながらも元気に過ごしています。
私自身、「キャリアカウンセラー」でもあり、「産業カウンセラー」でもあるわけですが、仕事を通して、多くの人と接する仕事に限界を感じていたりもしました。
介護という業界に関しても、様々に勉強もしたし、採用活動を通して若干ながらかかわったし、祖母のケアでも大変お世話になったりしていましたが、三人の発達凸凹育児に時間を取られている母親である立場としては、正直手が回らない過酷な分野であったわけです。
当事者の娘として、こういった在宅ターミナルを支えてくださる医療者の存在は、本当にありがたくて仕方がありません。
コミュニケーションをとりたくてもとることができない環境に置かれている高齢者の方々も多くいるコロナ禍の今だからこそ、この本は、看取りにかかわる方にも素晴らしい助けになります。
人生会議も、ぜひ健康で元気なうちに、オンラインで進めておいてほしいと思います。
私自身は、明日死ぬかもしれないと思って生きてきました。いつ死んでも後悔が無いように生きることは、大変ですが、より多くの人の希望になりたいと思って色々やってます(笑)
子どもたちのためにもまだ死ねないけどね。
一瞬の光陰軽んずべからず。
頑張りすぎないように頑張ろう。
※写真はウルトラマン好きだった次男が幼稚園の頃、母として一生懸命作った折り紙人形。骨折したり怪我の絶えない男児のケアにも疲弊していました(笑)