#32 悪いことは残念ながら続きません
最近いろいろと絶望やらなんやらと書いてまいりましたが、
実際のところ自分に取って「悪い」と思うことは長続きしませんでした。
という話をしていこうかと。
4月に入ってすでに2か月が経過しようとしている。
自分の方向性を一時的に見失ってしまい、自暴自棄に走っている自分がいたのだが、気づいたらその感情も徐々に落ち着いてきた。
そして、どんな時でも「なんでなんだろうと…。」と悲観的に考えていた自分が、徐々に今あるものを見つめて頑張ろうと思えるようになってきた。
人間は何か大きなものを失うと、すべてを失った感覚に陥ることがある。
俗にこれは「喪失感」というのだろうか。
この感情を抱いてしまうと、人間はどうしようもないぐらい落ち込んだり・荒れてしまうといったような、普段では考えられないような行動に出てしまうものなのだ。
私自身もそんな感覚に何度も陥り、その度自暴自棄になり焦りを感じ、
ひとまずこの現状から脱却するためにすぐに行動しなきゃ
ひとまず誰かに助けを求めなければ
といったような感じで、焦りから物事をすぐに決断して、
その結果、さらにずっこけるなんてこともあった。
過去の私の話で言うと、
新卒の会社を難病で半年で退社し、そこから何をしたらいいのかわからない状況に陥ったことだ。この話はまた機会があったときに書こうと思う。
ずっこけた時の傷というものはものすごく痛くて、
何も動きたくないというよりも「何も動けない」に近い感覚になる。
そこから長いこと絶望を感じながら生きる。
ただ、この感覚というのも長くは続かないのである。
長くても数か月ぐらいの辛抱で、気がついたら心も体も落ち着く。
過去に挫折経験を味わうと、この時期はいずれ終わりを迎えることを知っているため、余計に焦らなくなる。
結局のところ、経験することがものごとを知るのである。
だからこそ、失敗や成功どんなことでも若いうちから経験するに越したことがないのである。早く学んでおけば、後になって
「あ、これはこうなるな」
と、なんとなく予測づいて冷静に観察できるようになる。
失敗だろうが成功だろうが、それらは一つの経験に過ぎず、
優劣を決めているのは自分自身なのである。
今最悪なら、次はきっといいことが待っている。それの繰り返し。
そんなことを心に留めておきながら、今日も明日も生きていこう。
おしまい。
Hisa