職場で使える言葉遣い
言葉は誰もが気持ちよく過ごすための潤滑油
仕事は理屈で動くものですが、人が働く上で感情は必ずついて回る。医療チーム連携を意識して気持ちよくコミュニケーションが出来るための言葉遣いを看護師目線から伝えたい。
対同僚・先輩編
何かお手伝いできることはありますか。
お力になれることはありますか。
できることあれば、遠慮なくおっしゃってください。
→自分の仕事の区切りがついたら、周りを見渡して。
お先に失礼いたします。お疲れ様です。
→残業に無理に付き合う必要はないけど、一言添えよう。
少しお時間よろしいでしょうか。
今ご都合よろしいですか。
ただいまお手すきでしょうか。
→相手が作業中に話しかける時、
「◯分ほど」と具体的な時間を添えると尚良し。
お陰様で。
痛み入ります。
お心遣いに感謝します。
→相手から受けた親切に対して。
対困った上司や医師編
荷が重いです。
そのような器ではありません。
若輩者ですので。
安請け合いはできかねます。
→負担や責任が大きく背負えない様子を表現。原因は私にあると伝えた上で断れて、うまく伝われば軽々しく引き受けない誠実さのある対応になる。
お言葉を返すようですが
僭越ながら申し上げますと
失礼ながら
→指摘や注意を受けた際に反論を返すのであれば、クッション言葉をつけることで言葉に柔らかさが生まれる。
らしくないのではありませんか。
◯◯さんらしからぬことですね。
→本来は素晴らしい方なのに、良さが失われているという言い回し。お酒の席でセクハラチックな事を言う医師に対して言うと効果絶大。(経験談)
◯◯さんは頼もしい存在
◯◯さんがいると心強い
◯◯さんがいるとチームも安泰
→全人的な信頼感を伝えることができる。
部下や後輩への指摘
お節介ながら
差し出がましいようですが
余計なお世話かもしれませんが
→先輩風を吹かせることなく、伝えるクッション言葉。
最近ふるわないようだけど
◯◯さんとしてはいまいち
冴えない感じ
→調子が出ないこと。その人の資質全体を否定するのではなく、「今は」と伝えれる表現。
看過できない
→放っておけない、見てみぬふりができないとしっかり見ていることを伝える表現。
運命も変えられる?
手持ちの言葉の表現が増えれば、会話に自信が生まれる。
言葉1つ1つに自分の想いを操られるより、自分の想いをどう言葉に表現できるか考えた方が楽しいと思える。
言葉変われば心→行動→習慣→人格→運命を変えられるようだが
私は「変われば」という表現が嫌い。
言葉は私のこれまでを形作るものだから、変わってたまるかと言いたい。変わるのではなく、自分に合った表現を言葉として付け足していった先に運命が待っている。そう信じたい。
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