映画:2gether The Movies
タイのBLドラマが良いという噂は以前から聞いていて、取り分け2getherにみんなキュンキュンしていたのも分かっていたのに、結局、今日まで観ずに来てしまったので、今更ながら、柏の映画館まで観に行って来た。
テレビ版を観ていない為に、よく分からなかったディテールも多いのだけれども、それでも問題なく楽しめた。
タイの言葉って、全く分からなくても、響きが好い。
そして、何より、主演の2人が、それはもう美しい。
しかも、ドラマの作りも清々しいくらいに純だ。
BLは、究極の虚構という事は、誰よりもGB界隈の人達が、一番よく承知しているのだけれども、それでも嵌まる理由も頷ける。
みんな、夢を見たい、というか、託してる。
それから、タイに限らず、最近、アジアの若い人達の顔付きが、急速にみんな同になって来ていて、もう違うのは言葉だけじゃない、なんて印象も改めて受けた。
日本文化の本丸がkawaiiとBLなのはいいとしても、テレビ・ドラマの描き方としては、それはもう、日本はタイには敵いそうにない。
きっと、詰まらないよくあるドラマと思う人も多いのだけど、結局、そういうよくある普通のドラマの現代版を、見たい人も少なくない。
映画の作りとしてはコンテンポラリーではなくても、出て来る俳優達が、最先端の若さで輝いている事が、究極の今日性を担保する。
だから、時代を作りも越えもしないのだけど、そういうものこそ、歴史には刻まれない、今日という時代の色を帯びている。
俳優が美しかったら、何をやっても許されるのか。
はい、そうです。ともっと素直に答えていいと思う。
2getherは、素直で行きましょう、と我々に問うている。
そんなラヴ・コメディ。
ただそれだけの話の為に県境を越えてしまったけど、これは必要至急案件だから、問題ないと考えたい。