ただ単純な、風評被害
(2020年4月25日のFacebook投稿より。だんだんと遡って転記してきましたが、とりあえずこれで一区切りです。)
森田千葉県知事が、パチンコ店がクラスターになっている旨を発言したが、これこそ皆が「冷静」になっていない世相を表す典型例です。
冷静にー。
・私個人は、パチンコ店にいちども入ったこともなく、街にパチンコ店はない方がいい、と普段は思っている。
・そうは言っても、そこで働いて生計を立てている人もいれば、関連産業や家賃をもらう大家さんもいるわけで、その営業を休止させ、生活を破壊するには科学的根拠が必要だ。十分な補償があれば話は別だが。
・パチンコ店がクラスターになったという報告はなく、知事の発言は行き過ぎで、完全に風評被害である。せめて補償してから言うべき。
・パチンコ店は世間のイメージほど利益率は高くなく(利益が大きいのはパチンコ機器メーカーだ)、固定費や投資が重いので、休めば即破産になる会社は多いだろう。
・要するに、普段のパチンコ憎しという感情が、新型コロナを機に一気に噴出してきているのである。
・店名公表などは、ポピュリズムの典型とも言うべき政策。
・私個人はパチンコをやったこともなく、業界との利害関係はまったくないが、市民が有事に冷静さを失うことは、社会の大きなリスクである。
冷静に、冷静に。