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バランスを鍛えよう②
本日もお疲れ様です。
前回はバランス能力のお話をしました。
じゃトレーニングをしていくと、すぐのバランス能力が向上する選手
やなかなか向上しない選手がいます。
出来たら早く効果を実感してもらいたいですよね……
今回は自分が選手にバランス能力を向上する前にチャックする体のポイント
について書いていこうと思います。
① 下半身の筋肉の柔軟性の確認
足首の柔軟性が乏しいと、前後の動きに対応しにくくなります。
大きな力で押されたり、引かれたりすると、大きくバランスを崩しやすくなるため、足首の柔軟性が乏しい人は、ふくらはぎを伸ばすようなストレッチを十分に行いましょう。
また、太ももの前面、後面(ハムストリング)の筋肉の柔軟性が乏しいと、姿勢が崩れやすいため、これらの筋肉の柔軟性も高める必要があります。
② パワーポジションの確認
軽くジャンプして、着地したときの姿勢が、いわゆるパワーポジションです。
パワーポジションとは、どの方向にも瞬時に反応できる姿勢のことです。この姿勢が身についていないと、バランスを崩しやすくなります。
③股関節周囲筋の筋力の確認
下半身と胴体の連結部分である股関節周囲筋が弱いと、下半身を支えることができません。
股関節周囲筋のトレーニングもしっかり行う必要があります。
④不安定な場所での安定性の確認
不安定なバランスディスクのようなものの上でうまく立つことができない場合は、下半身からの情報が脳でうまくコントロールされていない可能性があります。
そのため、これらの能力を高めることが、本来のバランス・トレーニングであるといえます。
バランス・トレーニングは、片足立ちや不安定なディスク、相手の力を利用して、不安定な状態を作り出し、その中で姿勢を安定させることを目的とします。
このトレーニングによって、脳と筋肉の連携を向上させることができます。
バランスディスクのようなものに立つことで、脳は目や前庭から得た情報をもとに、どの程度筋肉を使えば姿勢を保てるかを調整します。
つまり、バランス・トレーニングは、脳と筋肉のコミュニケーションを高めるトレーニングなのです。
また、このトレーニングは、重いものを持ち上げる力をつけるためのものではなく、ウナギを捕まえるような、素早く反応して身体をコントロールする能力を養うためのものです。
トレーニング中は、瞬発的な大きな力は必要ありませんが、常に筋肉が微妙に働いています。
今回は以上です。ありがとうございました。