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「名言との対話」2月20日。浅香光代「斬って恋して八十年」

浅香 光代(あさか みつよ、本名;北岡 昭子<きたおか しょうこ>、1928年2月20日 2020年12月13日)は、日本の剣劇女優。

9歳で舞台劇団「新生国民座」に入る。座長が急逝し、14歳で浅香光代一座」を発足し苦戦するが、戦局の悪化で女剣劇に陽があたる。浅草や新宿などの芝居小屋で専属など長期興行を張る中堅人気劇団へ成長し、若手女剣劇スターとして大人気となった。立ち回りで太ももをちらりと見せる「チラリズム」の演出で人気を呼び、浅草を中心とした女剣劇ブームの立役者になった。剣劇ブームが終わり1970年に一座を解散し、ドラマや映画、舞台で女優として活動した。

主な出演作品に、映画『女囚さそりシリーズ』『サチコの幸』『晴れ時々殺人』ドラマ『加奈子』『マリーの桜』『金田一少年の事件簿』。NHKでは、ドラマ『空き缶ユートピア』『鏡は眠らない』他に出演している。武蔵野学院大学日本総合研究所客員教授に就任。旭日双光章を受ける。

1999年からのミッチー・サッチー騒動が記憶に新しい。ミッチーは浅香光代で、サッチーは野村沙知代だ。70歳を過ぎた女性2人の、週刊誌やマスコミを巻き込んだ壮絶極まる罵倒バトルで、皮肉にも若い世代にも名が知れた。数年続いた女傑同士の罵倒で、私も浅香光代のことを知った。

コメディアンの世志凡太とは長い間、事実婚だった。 2014年には女性誌に「20代で出産した隠し子がいる」と公表している。その父親についても「妻子ある政治家で、首相も務めた人物。子供にも名前は明かしていない」と衝撃の告白をしている。

1991年刊行の著書のタイトルは「斬って恋して五十年」だ。2020年に90歳で亡くなるまで、昭和、平成、令和と80年以上も現役を貫いており、実際は「斬って殺して八十年」となる。女剣劇の大物らしい浅香光代という女優の人生の総括だ。

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