同時同学習の困難:同時異学習の必要性
同時同学習では、同じレベル、同じ内容、同じペースで、全員が横に並んで進むことになる。多様な子供が居る教室でそれを実際に行うのは、大変に困難。
早く終わって退屈する子や、なかなかできないで焦る子が出て、学級の雰囲気が乱れる。
だれもが、自分の力を精一杯発揮して、自分の学びに専念して進むためには、内容も方法もペースもレベルも子供一人一人に合わせて、一人一人が、自分の目的に応じて読むものを選び、自分の目的に応じて読む活動をするほうが、やりやすく、一人一人の学びも充実する。
学習材を複数(多数)用意して、そこから子供が選ぶようにしたり、子供が探したりするようにするとよい。
楽しく実りある授業を実現するためには、「同時異学習」というやり方が、どうしても必要になる。
学校外の学びの場だけでなく、学校内の授業時間がそういう時間になることが、どうしても今、必要だと私は考えている。
現にこれまでも、そういうやり方の授業が、通常の公立学校で実現しているのを、たくさん見聞きしてきた。私もいっしょにかかわって、そういう授業を共に実現してきた。だからこれは、机上の空論でもなく、絵にかいた餅でもない。同時異学習は、実現可能な方法である。
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