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死んだあとの自分を心配しないで生きる

死ねば、私という体が無くなるだけでなく、心も無くなる。死ねば、私の体は、体を構成する要素に分かれて宇宙に散り拡がる。と同時に、私の心は消えてなくなる。と気づいたのは、今日のことである。

それまでは、漠然と、体が死んでも心は残るような気がしていた。

だが今は、私の体が死ぬと同時に、私の心も死ぬと考えている。死後の私には、生前の私に似た感覚も無く、感情も無く、思考も判断も無い。痛みも悲しみも恐れも苦しみも無い。それが、私が今考えている死後の静穏であり平安である。そう考えると、死んだ後のことをいろいろ心配することはないなと思える。そして、死ぬまで、生きたいように生きればよいと思える。ような気がする。

死んだ人のイメージは、その人の死とともに消えるわけではない。生きている人の思いの中で生きて動いて語り続ける。
死んだ人のイメージが、生きている人の中で生まれたり動いたり語ったりすることもある。
それは、生前に付き合いがあった場合だけではない。死者のイメージが生まれる場所には、時空の限りが無い。

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