小平市が違法な物品購入②〜反省も謝罪もない小平市政
昨日もお伝えした小平市の「違法な物品購入」について。
昨日、小平市のホームページに本事件について「公表します」と掲載がありましたが、その内容に驚かされました。
大したことではないような書きぶり
記載内容は・・・
「議会の議決を経ずに行った教師用指導書の買入れについて
更新日:2024年(令和6年)6月24日 作成部署:教育委員会教育部 指導課
議会の議決を経ずに行った教師用指導書の買入れについて公表いたします。
平成27年度、令和2年度及び令和6年度に購入しました、小学校の教師用指導書について、小平市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条に規定により、予定価格2,000万円以上の動産の買入れに該当していたにもかかわらず、議会の議決を経ずに購入していたことが判明しました。
当該手続を遡って有効なものとするべく、市議会6月定例会最終日に、当該契約について追認を求める議案を提出する予定です。
契約内容
平成27年度購入分
契約金額 21,017,772円 数量1,745冊
令和2年度購入分
契約金額 31,333,060円 数量1,937冊
令和6年度購入分
契約金額 40,277,600円 数量1,680冊」
と、これだけです。
全員協議会では
全員協議会で配布された資料には「本事態の受け止め」として
「議会の議決を経ず法令に反して契約を行い、速やかに事後の対応を行わなかったことはあってはならないことであり、組織的な検討・対応が速やかに行われなかったこと、法令解釈について深い検討が行われなかったこと、市行政に対する市民の信用を失墜させる結果を招いたことを大変重く受け止めています。」
と記載されていますし、市長以下、出席した理事者が謝罪会見の様に「申し訳ありませんでした」と頭を下げ、謝罪しました。
「市民の信用を失墜させる結果を招いたことを大変重く受け止めて」いるのであれば、ホームページにも反省や市民に対する謝罪の言葉があって然るべきです。
プレスリリースも同様
昨日、プレスリリース(報道機関に対する市の公式発表)もされたということなので、その内容について教育委員会に確認しました。
プレスリリースについても市ホームページと「全く同じ内容」とのことでした。
事件の矮小化の意図を感じざるを得ません。
透ける小林洋子市長、青木由美子教育長の本音
昨日の全員協議会では、伊藤の質疑に対して、教育委員会が答弁に窮して休憩を取る場面がありました。
傍聴していた報道関係者から聞いた話によると教育長が「とにかく今日は謝罪するしかないから」と囁いていたとのこと。
謝罪し、頭を下げながら舌でも出していたのか・・・。
いずれにしても、市長、教育長が本件を重く受け止め、反省し、市民に対する謝罪の気持ちがあるのであれば、決してあの様な公表にはならないはずです。
議会はどうする?
小平市議会が
「法令を遵守する」ということをどう考えているのか。
市民を代表し、行政をチェックする機関としての自覚があるのか。
今後の議会の対応如何で、それらが明らかになりますので、各議員、各会派の言動を注視してください。