世のため人のため 小平市議会議員 伊藤 央

代議士秘書→山口県防府市議会議員(二期)→東京都小平市議会議員(現在、三期目)。 (一…

世のため人のため 小平市議会議員 伊藤 央

代議士秘書→山口県防府市議会議員(二期)→東京都小平市議会議員(現在、三期目)。 (一社)林英臣政経塾 塾頭(代表理事)・師範代、政治団体はるか 顧問。 政党には所属していません。 日本を改新し、混迷する世界を救うことを目的に活動しています。

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小平市が不交付団体へ~公共施設マネジメントへの影響は

「不交付団体」とは税収が多く、国から地方交付税(普通交付税)を受け取らずに財政運営できるとされる自治体です。 地方交付税は自治体間の財政不均衡を調整し、自主財源に乏しい自治体でも一定の水準が確保できるようにする役割があります。 自主財源が乏しければ、地方交付税への依存度が高くなりますので、数字上、小平市は「財政が健全」という見方も出来ます。 “ギリギリ不交付”は危ない 不交付団体は景気が上向くと増える傾向にあります。 今回、小平市では法人市民税が急増したことが要因で不交付団

    • 小平市役所に蔓延るパワハラ③〜染みついた隠蔽体質

      部下の無断決裁を防げなかったこと、セクハラ・パワハラを行ったことで処分を受けた課長以外に、2名の部長も処分を受けています。 部長Aは ・係長の無断決裁事件の報告を怠った。 ・処分された課長に対して管理監督者としても適切な指導を行わず、課長のセクハラ・パワハラを未然に防ぐことができなかった。 部長Bは ・係長の無断決裁事件の報告を怠った。 部長Aに関しては、処分された課長だけでなく、この部長もパワハラ気質であるとの複数の訴えが伊藤に届いています。 都市開発部全体が良く言えば

      • 小平市役所に蔓延るパワハラ②〜事件の裏側にあるもの

        今回、懲戒処分を受けた都市開発部参事については以前から複数の訴えが伊藤のもとに届いていて、昨年9月定例会、12月定例会の二度にわたり一般質問で指摘を行い、対応を求めたことは前の記事(https://note.com/hisashi_itou0134/n/n1fad6e6ab991)でお伝えしました。 事件概要としては ・部下の係長が自ら購入した印鑑で課長に無断で課長決裁を行った事件に対する管理監督責任を果たせなかった。 ・セクシャル・ハラスメント及びパワー・ハラスメントに該

        • 小平市役所に蔓延るパワハラ①〜通報から処分まで10ヶ月

          小平市が職員の懲戒処分などを発表 令和6年7月19日、小平市ホームページに「小平市職員の懲戒処分」という記事が掲載されました。 その内容は 1 被処分者(その1) (1) 発生年月日 令和4年3月頃から (2) 職層名 参事 (3) 所属部名 都市開発部 (4) 年齢及び性別 50代 男性 (5) 事件概要 ア 部下の係長が自ら購入した印鑑で課長に無断で課長決裁を行った事件に対する管理監督責任を果たせなかった。 イ セクシャル・ハラスメント及びパワー・ハラスメントに該当す

        小平市が不交付団体へ~公共施設マネジメントへの影響は

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        • 政策・一般質問、小平市政
          12本
        • 地域活動
          1本
        • 林英臣政経塾
          2本

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          選挙管理委員会委員の選び方

          選挙管理委員会委員の選挙 小平市議会では9月定例会が始まりました。 冒頭、初日の今日は選挙管理委員会委員、補充員の選挙が行われました。 この選挙が非常に謎の多い選挙なのです。 どんな人が選ばれるのか 選挙管理委員会委員は選挙管理委員は、地方自治法第182項第1項の規定により、選挙権を有する者で、人格が高潔で、政治及び選挙に関し公正な識見を有するもののうちから、普通地方公共団体の議会においてこれを選挙することとされています。 しかし、立候補者がいる訳ではなく、少なくとも

          小平市が違法な物品購入④~追認議案2件を委員会で可決、1件を継続審査に

          昨日(令和6年8月20日)には伊藤の所属する生活文教委員会が開催されました。 小平市が教師が指導する教科書及び指導書  平成27年度 21,017,772円(1,745冊)  令和2年度 31,333,060円(1,937冊)  令和6年度 40,277,600円(1,680冊) を購入する際、2,000万円を超える動産購入については議会の議決が必要にも関わらず、議決を経ずに購入した問題。 これは市の条例に反した行為であり、このままでは契約自体が無効です。 前日はこの責任を

          小平市が違法な物品購入④~追認議案2件を委員会で可決、1件を継続審査に

          小平市が違法な物品購入③~反省の見られない市長と無責任な議会

          小平市議会では今週、各常任委員会を開催し、継続審査となった議案の審査などを行います。 市三役の減給議案 以前、「小平市が違法な物品購入」でお伝えしましたが、教師が指導する教科書及び指導書を  平成27年度 21,017,772円(1,745冊)  令和2年度 31,333,060円(1,937冊)  令和6年度 40,277,600円(1,680冊) 購入する際、2,000万円を超える動産購入については議会の議決が必要にも関わらず、議決を経ずに購入したという不祥事が明らか

          小平市が違法な物品購入③~反省の見られない市長と無責任な議会

          まちづくりとは

          児童の登校見守り 伊藤は小平市の二小地区自主防犯ネットワークの会長を務めています。 また、昨年度まで二小青少対の会長を務め、今年からは副会長として引き続き活動に参加しています。 両団体で行っている事業の一つが児童の登校見守りです。 正門や危険箇所などで児童を誘導したり、通行車両への注意喚起を行っています。 地道な活動 今日は15年に亘り、毎朝、児童を見守り続けてくださったスタッフの方の最後の活動でした。 暑い日も寒い日も、雨や雪の日も、児童の安全のため誘導し、また、子供

          国民保護計画を知っていますか?

          オレンジ色地に青色の三角形のこのマークは「特殊標章」と呼ばれるものです。 ジュネーヴ諸条約の国際的な武力紛争の犠牲者の保護に関する追加議定書(第一追加議定書)において規定されるもので、 国民保護措置に係る職務、業務又は協力を行う者及びこれらの者が行う職務等に使用される場所若しくは車両、船舶、航空 機等を識別するために使用すること ができ、それらは、ジュネーヴ諸条約及び第一追加議定書の規定に従って保護されます。 「国民保護」とは? 「武力攻撃事態等における国民の保護のための

          恥ずかしい意見書

          6月定例会最終日 様々な議案の採決が行われました。 我が会派のみが反対した議案がいくつかありましたが、中でも採択された二つの意見書については本当に幼稚で小平市議会の一員として恥ずかしい限りです。 なぜなら、我々が反対しようが、採択されれば我々も含めた「小平市議会」から出される意見書となるからです。 意味のない意見書 第一弾 一つは「パレスチナ自治区ガザ地区における即時停戦と人道支援のためのさらなる外交努力を国に求める決議」。 求めているのは「イスラエルとハマスをはじめと

          中国思想概説~孔子・孟子・荀子・老子・孫子~

          「保守」を自認する人の中にはとにかくチャイナや朝鮮が大嫌いで、それら由来のものを遠ざけるという方も見受けられます。 しかし、維新の志士たちも、戦前の政治家や軍人だって四書五経などをよく学んでいました。 「令和」は違いますが、元号は中国古典から引用されてきた歴史があります。 政治家こそ中国思想を学ぶべき 中国思想は非常に経世的、政治的です。 そして、極めて現実的。 「現実社会をどうするか」ということに主眼が置かれています。 それこそ、政治家の仕事です。 一方でインド思想は

          中国思想概説~孔子・孟子・荀子・老子・孫子~

          小平市が違法な物品購入②〜反省も謝罪もない小平市政

          昨日もお伝えした小平市の「違法な物品購入」について。 昨日、小平市のホームページに本事件について「公表します」と掲載がありましたが、その内容に驚かされました。 大したことではないような書きぶり 記載内容は・・・ 「議会の議決を経ずに行った教師用指導書の買入れについて 更新日:2024年(令和6年)6月24日 作成部署:教育委員会教育部 指導課 議会の議決を経ずに行った教師用指導書の買入れについて公表いたします。  平成27年度、令和2年度及び令和6年度に購入しました

          小平市が違法な物品購入②〜反省も謝罪もない小平市政

          小平市が違法な物品購入

          全員協議会が開催され、小平市の条例に反した物品購入について説明がありました。 内容としては、教師が指導する教科書及び指導書を  平成27年度 21,017,772円(1,745冊)  令和2年度 31,333,060円(1,937冊)  令和6年度 40,277,600円(1,680冊) 購入する際、2,000万円を超える動産購入については議会の議決が必要にも関わらず、議決を経ずに購入したということです。 これは市の条例に反した行為であり、このままでは契約自体が無効です。

          安岡正篤の経世帝王学~歴代首相が師と仰ぐ教えの根本~

          安岡正篤は東洋政治哲学、人物学の大家。 昭和歴代首相や財界トップの指南役であったことでも有名です。 帝王学とは何か 「帝王学」と聞くと「王家や伝統ある家系・家柄などの特別な地位の跡継ぎに対する、幼少時から家督を継承するまでの特別教育」とされていて、特に今の世で「帝王学」というと何かとても偉そうに聞こえるかもしれません。 しかし、我々の学ぶべき「帝王学」は意を異にします。 「指導者を育てる為の学問」と表現する方が相応しいと考えます。 特に安岡正篤の帝王学は「覇道」ではなく「

          安岡正篤の経世帝王学~歴代首相が師と仰ぐ教えの根本~

          岐路に立つ公共施設マネジメント②~受益者負担の議論から逃げるな

          前回は公共施設マネジメントについて、人口を根拠にした延べ床面積を目標値に定めるのではなく、管理運営費を目標値にすべきということを述べました。 管理運営費を考える上で避けて通れないのが受益者負担。 つまり利用料、使用料です。 ほとんどが無料で利用している実態 小平市の公民館や地域センターなどの貸しスペースを市民等が利用する場合の利用料、使用料はもちろん定められていて有料です。 しかし、ほとんどの利用団体が減免規定の適用を受けていることで、実際に有料で利用される例は僅かです。

          岐路に立つ公共施設マネジメント②~受益者負担の議論から逃げるな

          岐路に立つ公共施設マネジメント

          今日は公共施設マネジメント調査特別委員会が開催されました。 「公共施設マネジメント」って何? 平成29年8月5日号の「市報こだいら」の記載によると公共施設マネジメントとは「人口減少・少子高齢化、施設の老朽化などを見据えて、自治体経営の視点から総合的、統括的かつ長期的に施設総量の適正化などを行いながら、持続可能なサービスの実現に向けて取り組むことをいいます。」とされています。 岐路に立つ公共施設マネジメント 実は小平市の公共施設マネジメント推進計画は意外な理由で修正を余