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小平市役所に蔓延るパワハラ①〜通報から処分まで10ヶ月

小平市が職員の懲戒処分などを発表

令和6年7月19日、小平市ホームページに「小平市職員の懲戒処分」という記事が掲載されました。
その内容は

1 被処分者(その1)
(1) 発生年月日
令和4年3月頃から
(2) 職層名
参事
(3) 所属部名
都市開発部
(4) 年齢及び性別
50代 男性
(5) 事件概要
ア 部下の係長が自ら購入した印鑑で課長に無断で課長決裁を行った事件に対する管理監督責任を果たせなかった。
イ セクシャル・ハラスメント及びパワー・ハラスメントに該当する言動を部下の職員に行った。
(6) 処分内容
減給10分の1 1か月
(7) 処分年月日
令和6年7月19日

2 被処分者(その2)
(1) 発生年月日
令和4年3月頃から
(2) 職層名
理事
(3) 所属部名
都市開発部
(4) 年齢及び性別
50代 男性
(5) 事件概要
ア 1(5)アの事件の報告を怠った。
 イ 被処分者(その1)に対して管理監督者として適切な指導を行わず、1(5)イの事件を未然に防ぐことができなかった。
(6) 処分内容
戒告
(7) 処分年月日
令和6年7月19日

3 被処分者(その3)
(1) 発生年月日
 令和4年3月14日
(2) 職層名
 理事
(3) 所属部名
 都市開発部
(4) 年齢及び性別
 50代 男性
(5) 事件概要
 1(5)アの事件の報告を怠った。
(6) 処分内容
 戒告
(7) 処分年月日
 令和6年7月19日

というものです。

昨年9月議会で指摘

今回の「事件概要」にある「部下の係長が自ら購入した印鑑で課長に無断で課長決裁を行った事件」、「セクシャル・ハラスメント及びパワー・ハラスメントに該当する言動を部下の職員に行った」については、昨年9月議会の一般質問で伊藤が指摘したものでした。

◆令和5年9月定例会一般質問◆
『パワハラ、モラハラ、情実人事、隠蔽など小平市役所のうみを出し、変革しよう』

◆令和5年12月定例会一般質問◆
『一向に改善されない小平市役所の労働環境について』
https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=35&schedule_id=3&playlist_id=4&speaker_id=5&target_year=2023

今回処分された「参事」については、伊藤のもとに複数のパワハラに関する訴えが届いていました。
9月議会で指摘した後、反省どころか更に言動が酷くなったと聞き、12月議会でもう一度この問題をとりあげたのです。


処分まで10ヶ月

その後、庁内で本腰を入れた調査が行われ、「パワハラ撲滅月間」なるものが設定されたとも聞いています。
伊藤の一般質問は言わばパワハラの通報です。
しかし、処分まで10ヶ月。
パワハラ被害者は日々、職務の中で苦痛に晒されています。
一日も早く、その苦痛から救ってあげなくてはなりません。
メンタル不調やそれを原因とする休業も懸念されますし、最悪の場合、自ら命を断ってしまう事態すら起きかねません。
職員を大切に思っていれば、こんなに時間はかけないはずです。

この三名を処分して一件落着とはいかない酷い状況が小平市役所にはあります。
今回の処分の理由となった事件の裏側、「伏魔殿」と言いたくなる小平市役所、都市開発部の内情については、今後の記事でお伝えします。


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