受験生が知っておきたいこと
4月になり、受験勉強を頑張ろう! と意気込んでいる
高校生や浪人生も多いことでしょう。
今日は、そんな受験生に知っておいて欲しいこと、
気をつけて欲しいことを書いてみようと思います。
<まずは基本から>
何をやるときもそうですが、
いきなり難しいことを初めてもうまくいきません。
受験勉強も同じで、まずは基本的なことから始めましょう。
高校の教科書がしっかり理解できていなければ、
難しい入試問題はできません。
多くの大学の入試問題は
高校の教科書がしっかり理解できていれば
答えられるように作られています
ので、最初に高校の教科書を読み直したり、
教科書に載っている例題や練習問題をやり直してみる
ことをお勧めします。
その上で、入試レベルの問題集をやった方が、
勉強の効率が良くなります。
<難しい勉強しなくてもいい大学も>
最近は、受験生の数が減って
大学を選ばなければ進学しやすくなっていますから、
志望する大学によっては
高校の教科書レベルの勉強だけしておけばよい
ところも少なくありません。
偏差値がおおむね50以下の大学の多くは
特別な勉強をしなくても合格点がとれる
と考えて差し支えないと思います。
<みんなができる問題を確実に正解できるようにしよう>
偏差値が高めの大学であっても、
入試問題の半分以上、もしくは大半は
高校の教科書の学習で対応可能ですから、
それをほぼ正解できれば
ふつうは合格できるはずです。
難しい問題を時間をかけて1題正解するよりも、
みんなができる問題を確実に正解することが
入試では重要になるのです。
<余計なプライドは捨てよう>
プライドを持つことは大事なことですが、
勉強をするときには余計なプライドは捨てましょう。
わからないことは、
わかりません!
と、はっきり言えるようになると
勉強ははかどります。
何か質問された時に、
本当はよくわかっていないのに
わかったふりをするのは、やめましょう!
わからないことがあったら、
質問する!
これが、合格への近道です。
<計算が苦手な人は、算数のドリルから>
受験生を指導していると、
小学校で学習する分数や小数の四則演算
がきちんとできていないケースも少なくありません。
そういう時は
小学校で使っている算数のドリル
をやり直すことから始めましょう。
そのレベルの計算がきちんとできないと
数学はもちろん、
物理や化学や生物などの計算問題もできません。
変なブライドなんて捨てて
小学生の勉強からやり直した方が
結局は近道なのです。
<国語の勉強はとても大切>
国語(日本語)は生まれた直後から使っていますから、
あまり勉強しなくてもできる
と考えているかもしれませんが、
日本語ができない受験生が多い
のが現実です。
日本語ができないと
問題に書いてあることが正しく理解できない
ので、
国語の問題だけでなく、
社会や理科や数学の問題も
英語の問題もできない
ということが起こります。
英語の問題は、英語なんだから
問題文も質問も解答もすべて英文であるべき
と私は思うのですが、現実には
英文で書かれていることに日本語で答える
か
日本語で書かれれている文章を英語に直す
ような問題がほとんどなので、
英語だけできても日本語ができないと正解できない
と訳です。
受験科目でなくても、
国語の勉強はしっかりやらないとダメ
なのです。
<計画通りにはいかない>
勉強の計画を立てることは必要ですが、
予定は未定
という言葉があるように
勉強は計画通りに進まない
のがふつうです。
計画通り進まないことで
悩んでしまう受験生も多い
ようですが、
悩む必要はありません。
悩んでないで、
計画はその都度、修正していきましょう。
もちろん、修正は少ない方がいいので、
最初から、無理のない計画を立てる
ことが大事です。
<受験に間に合わない時は>
これじゃあ、
受験に間に合わない!
ってなってしまったら、
現状で合格できそうなところに変更する
か、
来年以降に合格することを目指す
か、
受験そのものを諦めて別の道を目指す
ことになるでしょうが、いずれにしても
自分で後悔しない道を選んでくださいね。