
よちよちフィルムカメラ@藤沢片瀬part2
はじめに
こちらはカメラをはじめて間もない人間の、内省を含めた記事です。失敗作も取り上げながら悔いる気持ちを言語化し、いつかいい写真が撮れるよう精進している過程を残した駄文ですので、温かい目でご覧いただけますと幸いです。
おさらい
前回、手軽に撮りどころを求めて、地元藤沢をフォトウォークすることにした経緯に触れました。
今回はその続き、撮った写真がもう少しあるので残していこうと思います。
おもしろい写真は撮れているのか、つまらない写真を文章力でカバーしていくのか、文章力も拙く共倒れするのか。
このように保険を掛けながら、ぼちぼち始めていきたいと思います。
よちよちギャラリー
藤沢の空は青い
藤沢の江の島海岸近くになってくると、高い建物がほとんどなくなります。空が開けて見えるので、余計に青く見えるんじゃないかなと。
生まれ育った千葉の船橋は海はあれど、工業地帯で背の高い工場や倉庫が立ち並んでいたので、なんだか灰色を放つ空のイメージでした。

赤は写真にとって特別な色
私の写真のバイブルは、おそらく写真を始めた方なら一度は手に取ったことのあるナショナルジオグラフィックの「プロの撮り方」シリーズなのですが、執筆者のブライアン・ピーターソン氏曰く、彼の写真にとって構図に赤を取り入れることが惹きのある写真へのキーファクターなんだとか。
(このシリーズは7冊買い集めて3周くらい読み込んでいます。作例が素晴らしくて、写真集のような形でも楽しめるうえ、その作例に詰まったノウハウの言語化がわかりやすいので、おもわず「自分もこんな風に撮ってみたい!」と実践をしたくなってしまうのがとてもいいです。)

江の島海岸近くにはサーフショップが乱立していて、こんな光景があちこちにあります。


今回撮った中のイチ押し
私が写真に興味を持ったのは渋谷で見たロベール・ドアノーの写真展でした。ロベールは今でも大好きな写真家の一人なのですが(ほかにはルイジ・ギッリというイタリアの写真家も好きです)、街中でここしかないタイミングをすっぱ抜くポートレートの作風にあこがれています。
まあ実際は名作写真のいくつかは自作自演だったと言われていますが、そんなことは今日日どうでもよいことです。
とんでもない大御所の名前を出してしまいましたが、そんなあこがれの中で少し満足が得られた写真がこちらです。

写真屋さんからいただいたデータをみて心底ホッとしました。
それっぽい構図を探して四苦八苦
かわいい色のテントを見つけて一枚撮ってみましたが、なんだか味気ない気がして何度か構図や角度を変えて撮りなおしてみました。


2枚目のほうが主題となるモチーフがはっきりとして見やすい写真になった気がします。インスタにこの日撮った写真をあげたところ、なぜかこれが一番反響よかったです。
KODAK UltraMax400の海と空がすんごい
写真としての完成度は置いておくとして、この海と空の描写にはマジでビビりました。フィルムカメラで撮った写真を見た人が良く言う「フィルムでもこんなにきれいに撮れるんだ!」をほぼ確で引き出せる一枚だと思います。

ベタに江の島も撮ってみた
せっかくなので江の島も一枚撮ってみました。ただ撮るだけだとつまらない気がしたので、手前にどなたか通らないかなと思っていたら、カラフルなカットソーを着た女性がいいポージングをして出てきてくれました。

ソール・ライター意識
またもや比べるべくもない大御所写真家の名前を出してしまいましたが、ソール・ライターは構図の中に何層ものレイヤーを生み出す写真に長けているとの記事を読んだことがあり、その言葉を意識して撮ってみた写真がこちらです。
こうして先人のやっていたことを真似ることが上達や自分の撮りたい作風へのヒントになればと思って、これからも下手の横好き上等でやっていきます。

最後は藤沢らしいモチーフで
海近くに住んで驚いたのがサーファー人口の多さです。周りにあるどの家もサーフボードやサーフボードラックを取り付けた自転車・原付をお家に持っています。
サーフボードはグラフィックがかわいいの多くて思わず撮ってみたくなるんですよね。

写真集「Letters From The People」はいつか手元に欲しい一冊ですね。
おわりに
外からやってきて2年ほどお世話になっている藤沢で写真を撮ってみるなかで、ところどころでいろんな思い出がよみがえってきました。
あえて近場で撮ってみるのも面白いです。
肝心の写真の腕前はちったあマシになってきているのでしょうか。まわりに写真に造詣の深い方がいないのでフィードバックを得られないのが最近の悩みです。
読んでいただいた方、ありがとうございました。
そろそろ何かコンセプトをもったシリーズものもやってみたいなあ。。