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ひさのメモ③研究に必要な統計学の基礎
量的研究を行っていくうえで必要な統計学の基礎をまとめている.最近は有意性検定のほかに効果量や検定力分析なども求められるので,これらについてもまとめている.
この「ひさのメモ」の構成は以下の通りである.
1.研究法と統計学
2.統計学の種類と機能
3.データの尺度
4.データの要約:記述統計量
5.データの分布
6.統計的仮説検定
7.研究と統計学:時流
8.効果量,検定力,信頼区間
1.研究法と統計学
研究デザインは量的研究と質的研究に大別される.量的研究は文字通り“数値”で表す研究であり,統計学の知識が必要となる.しかし,統計学のことをすべて熟知しておく必要はなく,研究に必要な統計学をまずはおさえておくとよい.
そもそも統計学(statistics)とは何か?
統計学とは,ある程度の数のバラツキのあるデータの性質を調べたり,大きな母集団から抜き取った標本の性質を調べ,元の大きな母集団の性質を推測したりするための体系化された方法論と定義されている.
要約すると,データを使って疑問を解決する数理的アプローチ(数学的に処理・把握すること)である.上記の定義の中に,基本的な統計学用語が含まれている.研究を実施していく上でよく使用する単語であるので簡単に補足しておく.
■データ:調査・実験によって得られた数値・資料のこと
■標本(サンプル):対象となるデータの集まり(=“群” “グループ”)のこと.例)N=20:サンプルサイズ(標本数・標本の大きさ)が20であること,つまり対象者が20人であること.
■母集団:標本を抜き取る元になっている集団のこと
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