旅するベッド
フォローしている絵本屋さんのインスタで
敬愛する絵本作家ジョンバーニンガム氏が亡くなっていたことをしりました。
写真はジョンバーニンガムさんに頂いたサイン。
日付は2004/11/7
実際にお会いできたジョンバーニンガムは、大きくて厳しそうな方でした。
「わたしも絵本を書いています」と言うと
「絵本は難しい。とにかく書き続けることだ」と言ってくださいました。
人生で一番といっていいくらいのおっきくて分厚い手に、ぎゅっと握手してもらいました。
ジョンさん、わたし、ずっと書いています。これからも、書いていきます!
サインしてもらったのは、氏の絵本『旅するベッド』。
このおはなしの最後はこう、締め括られています。
「もしきみがいまもまだベッドにもぐりこんだままでいたければじぶんだけのまほうのことばをみつけるんだ。
そうすればきみもきっとジョージーのようにベッドにもぐりこんだまま遠くまで旅することができるよ。」
じぶんだけのまほうのことば。
遠くまで旅することができる。
この言葉、今のわたしに届けられた必要なメッセージのよう。
ジョンバーニンガムの絵本を開くことはこのところ減っていましたが、
こんなかたちの再会と別れに、新しい始まりを感じています。
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