認知症カフェというネーミング
「認知症カフェ」ってどんなカフェだと思いますか？
・認知症の人が通うカフェですか？
・認知症の人が接客をするカフェかな？
何も知らない人が「認知症カフェ」と聞くと概ね上記のようなイメージが浮かぶと思います。
認知症についてGeminiさんに伺うと
認知症カフェとは、認知症の方やそのご家族、地域住民、専門家など、誰でも気軽に集まって交流できる場所のことです。カフェのような雰囲気の中で、お茶を飲みながら話したり、情報交換したりできます。
このような回答でした。
私が広報として活動している法人でも認知症カフェを運営していますが、月に1回簡単お茶会を開催し、認知症に関する情報交換や、認知症の家族に関する相談会、認知症ご本人との相談などを行なっています。
社会貢献活動として実施をしやすく、医療法人や学生、NPO法人、福祉法人、個人などさまざまな形で実施をされているようです。
痴呆症という呼び方が2004年に「認知症」となり、侮辱的な表現を考慮したものの、社会全体としての認知症に対するイメージはまだまだ「関わりづらい」と感じられている状況にあります。認知症カフェの運営はそれを解消したい意図もあるような気がします。
「認知症」という言葉に抵抗感を感じられていると仮定すると、ネーミングを変更することで関わりやすくなる可能性があります。
実際に認知症カフェはオレンジカフェと表記されることもあります。これは認知症の支援者がオレンジ色をトレードマークに活用していたことが由来だそうです。
・認知症カフェ
・オレンジカフェ
それぞれにどのような印象を受けますか？
認知症カフェ
・対象者がわかりやすい
・認知症ということばの影響を受けやすい
オレンジカフェ
・暖かい印象がある
・何をしてるかは不明
現状では認知症という言葉を使わずに表現をすることは、集客をする上で大切かもしれません。もちろん社会の認知症に対する解像度が上がれば直接的な表現でも良いでしょうが。
認知症の人もそうでない人も気軽に合流できる空間を作っていきたいものです。