『ゴジラ－１．０』

鑑賞しましたので、簡単な感想をまとめる。
思えば、ゴジラ映画を映画館で観たのは「ゴジラVSビオランテ」が初めてだった気がする。
最近で言えば「ゴジラVSコング」を観たのが記憶に新しい。
事程左様に、実は私はゴジラはそこまで「めちゃくちゃ好き！！」と言うわけではない。それはガメラもそうかもしれない。
一番好きなのはやはり「ウルトラマン」になるか。
次は「仮面ライダー」。
なので、「シン」シリーズもウルトラマン→仮面ライダー→ゴジラの順位になる。
別にゴジラがどうのと言うより、完全に好みの話です。
やっぱり巨大生物同士がぶつかっているのが観たいと言う欲求が強い。
巨大生物が一方的に人間界を蹂躙するのは面白みを感じないな。
これも好き嫌いの個人的な話。

でも今回の映画は楽しみにしてましたよー
今年は特撮当たり年で、今まで観てこなかったジャンルが色々観れて楽しい。
そんな期待の中、映画館に足を運んだ。

ここからが本題。
良かった点と悪かった点を箇条書きにする。
ネタバレがそれほど重要とは思えない映画だと思うのですが、ネタバレを気にする人は注意してください。

【良かった！！】
・ゴジラの迫力が凄い！絶対に映画館で観るべき！！
・最終決戦（海神作戦）が熱い！手に汗握る、見応え十分！この為にもう一回観に行っても良い！
・初期ゴジラのデザインと動きが良い！怪獣っぽさと生物っぽさが絶妙に出ている。
・意外と２時間と言う上映時間を気にさせない。
・ゴジラのテーマには不覚にも鳥肌が立った。
・人間ドラマに飽き始めたころに、ゴジラに話が移ってくれるので、存外中弛みがなく、スッキリ観れる。
・個人的に最高のシーンは、沈みゆくゴジラが熱光線を吐こうと口を開けるシーンです。

【イマイチ】
・人間ドラマがチープでありきたり。「こう言うのが泣けるんだろ？」感が見えるのと、所々で引っ掛かるセリフもあるので、世界に入り込めない。とは言え、主役はあくまでゴジラなので、人間ドラマはこれ位わかりやすい方がバランス取れてて良いのかもしれない。全体的に後一つも二つも捻れた要素はあるが、それをやるとお腹一杯になるので良い判断かと。そういう意味では、客が何を観たいのかを理解してくれているなと感じる。
・東京上陸時のゴジラのデザインがイマイチだった。体がデカくて、頭部が小さい。最近のゴジラデザインだが、アンバランスに見えるな。顔つきと言い、歩き方と言いゴリラだね。元がクジラとゴリラなので、それで良いのか。だけど、やっぱり直立で歩く姿はしっくりこない。まぁ個人好き好きだと思うけど、私は小型ゴジラの方が怪獣っぽくて好きです。
・銀座のゴジラ実況が最早コメディに見える。比喩ではなく、声出して笑いそうになるのを堪えるのに必死だった。でも嫌いじゃないです。
・放射線の扱いが軽い。黒い雨だったと後々気付いたよ。その設定を全然扱えてなかった。
・神木くんの演技は良かったけど、唯一「だまれ！」のセリフだけは頂けない。あの演技だけは酷過ぎた。
・「大混乱の銀座でよく典子を見つけられたな！」「典子さん、あれだけ吹っ飛ばれたのにあの程度のケガで済んでるって…」「立花は敷島に玉砕命じておいての被害者面は何なん？」「崩れ行くゴジラに敬礼って…あれは誰に対しての何の為の敬礼？」などなど、ツッコミたくなるシーンが多すぎる。

が

大迫力で動く、吠えるゴジラが映画の大画面で観れりゃぁオールオッケーっしょ！！

そんな映画でした。
ラストも後腐れなく、綺麗な終わり方だったと思う。
ゴジラ好き、怪獣好きは観て損のない映画だと思いますので是非、映画館に足を運んでください^^