松井久子のNoteマガジン「鏡のなかの言葉」
ごあいさつ
桜が散り、紫陽花が咲くのを待つ間、樹々の葉はウイルスの脅威などなんのその季節のめぐり通りに耀いています。
そんな5月21日。特別な誕生日を迎えました。
あの人と逢いたい、でも逢えない…。
Stay Homeで、そんな淋しさのなかにいたとき、かつて映画をつくるたびに全国の皆さんと繋がっていた、あの懐かしい頃を思い出していました。
『折り梅』のときは約480人、『レオニー』のときは約4700人の人びとが
私の映画に関心を寄せてくださって、寄付を頂いたり前売りチケットを売ってくださったりというだけでお顔も知らないままだった方もたくさんいらっしゃいます。
また、映画をご縁に出会って、今でも親戚のような、親友のような親しいおつきあいが続いている方も。
そう。「生きることは、出会うこと」なのです。
ネット・コミュニケーションが、前よりはるかに必要で当たり前な時代になってSNSよりもっと深く語りあい、学びあい、一緒に成長したい。
そんな強い思いにかられて、このような有料会員制のコミュニティを始めました。
読書、音楽、アート、映画、旅、食、健康…など趣味や女性の暮らしにまつわることばかりでなくキャリア、ジェンダー、介護、老いと死の問題など皆さんの関心事はそれぞれですね。
誰に読まれるかわからないSNSでは話せないこと、書けないことを
皆さんと双方向で、お互い本音で語りあえたらどんなにいいでしょう。
そして、参加してくださるメンバー同士がお友達になって、勝手に交流してくださってもいいですね。マイレオニーの皆さんは今でもそんな感じですから。
幸い私は、これまでの人生のなかでいくつもの創作的な(表現の)仕事に恵まれてきました。
大学を出てから50年のあいだ、重ねてきたキャリアのなかでの経験や
また女性としては、25歳で結婚し、28歳のとき息子を産み、33歳で離婚してと 経てきた個人的な人生の思い出のなかにも、後に続く女性たちに伝えたいことが沢山あります。
また、このマガジンでシェアしあうことは、私の映画がそうであったように
「女性の生き方」を語り合う場が中心になりますが、それだけでなく「日々の暮らし方」にまつわる、深い、そしてためになる情報も、多くの方の協力を得ながら紹介していきます。
タイトル「鏡のなかの言葉」について
Noteマガジンのタイトルを考えていたとき
ふと頭に浮かんだのが「鏡」というフレーズでした。
そういえば昔、映画をつくっていたとき、いつも心がけていたことがありました。それは「観客のおひとりお一人が、私の映画を鏡にしてそれにご自身を映して観て頂くような作品がつくりたい」ということでした。
映画には、その非日常なストーリー展開に引き込まれ、我を忘れて鑑賞するものと、作品を観ながら自分の日々や人生を登場人物に重ねて考えるものと
大きくふたつに分かれますが、私の映画は後者に属するものであると。
そう。今回のマガジンでも、私が読者の皆さんに投げる日々のコラムに書いてあること、その言葉にご自身を映し、そこで見たものに触発されまたあなたの作品が生まれる。そして私もあなたの作品を鏡にして、自分自身を映してみる。
そうして互いを鏡に映しあいながら、創作をし合えたらと夢見ています。
鏡に映るあなたの姿。それはあなたに見えてあなた自身ではありません。
また、誰かの作品を読んでいるとき、誰かのつくった映画や演劇を観ているときそこに感じるもの、鑑賞しながら自然にしている自問自答はすべて「言葉」を仲立ちとしています。
あなたが作品をつくれば、私はそれを鏡にして自分を映します。
そして互いの鏡を反射させ合いながら、それぞれの頭に浮かんだ言葉を紡ぎあう。
創作という行為にそんなイメージを重ねて「鏡のなかの言葉」というタイトルにしました。想像することと創造することは、人間だけができるよろこびです。
ぜひあなたも、ご自身の想像力を縦横に働かせて創造してください。
このマガジンについて
このマガジンは月額定額の登録をいただいた方にすべての記事を購読いただける有料会員制となっており、下記3つの構成でできています。
1.松井と各ジャンルの魅力ある執筆陣による「連載コラム」
2.松井が選んだ心と身体にいい品を扱う「オンラインショップセレクション」
3.松井の経験を通じて培ったテキストライティングや映画制作などのノウハウを教える「オンライン・ワークショップ」
4. 松井を中心に読者同士がつながる交流の場
このマガジンを有料の会員制にする理由は、SNSのような不特定多数の人の目がない場で、互いが本音で語り合い、つながり合いたいからです。
また、当面、男性禁制とはいたしません。
ただ好奇心で覗くだけでなく、サークルの趣旨に合う発言をしてくださるなら男性から学ぶことも沢山あるはずですからね。
このマガジンの定期購読料は月額1000円とさせていただき、あなたの知的好奇心のために、また女性がいかに生きていくかを学ぶため、愉しく、ためになるコンテンツを提供していきたいと思います。
定期購読の詳しい申込みについては、こちらの記事をご覧ください。
→ 定期購読の方法と解約のしかた
つれづれ日記
ここでは、私が日々考えていること、感じたことなどを、週に2回のわりでテーマを定めず気楽に書いていきたいと思います。
皆さんからも、「こんな話題について聞いてみたい」と思われるがありましたら
どうぞお気軽にリクエストください。よろしくお願いします。
連載コラム
仲良しの映画評論家・松本侑壬子さんの映画コラム。
音楽とアートのコラムは、ライターの稲木紫織さん。
「自分史」を軸にしたコミュニケーション・メソッドを展開している柳澤史樹さん等、それぞれの道で活躍されている方たちが協力してくれることになっていますので、ぜひご期待ください。
また、世界中がコロナ禍に見舞われているいま、地球温暖化問題もあって、私たちを取り巻く環境は大きく変化しています。
そこで、これからの時代をどう生きるか、どう暮らすかを考えるために 社会問題と食のあり方については、ライターのやなぎさわまどかさんが書いてくださいます。
オンラインショップ・セレクション
子育て中の二木香さんが最近ご自宅で始められたオーダーメイド・フラワーショップや、岩手県のなかほら牧場の牛乳やバター、そして広島で無農薬野菜を生産しているひなた農園のお野菜など、松井がお勧めするオンラインショップもお試しください。
新鮮で安全な野菜を、顔の見える生産者から届けて貰いたいとう方にお勧めしたいのが広島のひなた農園の野菜です。
月に2回、ひなた夫妻が心をこめて作った旬の野菜が、それぞれの調理法や農園の近況の書かれたニュースレターと共に届く宅急便。段ボールには配達の人も楽しくなるような手書きのメッセージなど、ひなたみかさんがいかに心をこめて野菜をつくり、お客様に届けていらっしゃるかがわかります。
ずっと、仕事だけに追われて生きてきた私は、うつくしく洗練された生活とはほど遠く暮らしてきました。
自分でお見せすることはできないけれど、見る目は持っています。
良く生きるために、良きものを分かち合いましょう!
ぜひ皆さんからも、素敵な提案をお届けください。
オンライン・ワークショップ① 書く。
エッセイ、小説、シナリオなど、私自身も書くことが大好き。
読者の皆さんにも、ぜひご自身がお書きになったものをこのnoteに送って頂きたいと思っています。
作品の数が揃ったら、年に一度はそれぞれのジャンルのアワードを!
というのもいいですね。
オンラインワークショップ② つくる。
写真やビデオクリップ、映画のつくり方などをお教えします。
私が過去の映画製作の裏話もお伝えしながら、皆さんからもそのつど作品を募集して、皆で批評し合うというのも愉しそうです。
いつかメンバーの中から作家や映画監督が誕生することになったら…私もまた映画をつくれることになったら…などと考えるとワクワクしてきませんか?
創作や表現といったものを、楽しみながら一緒に学ぶ場も持ちましょう。
オンラインワークショップ③ MomokaのYoga Lesson
女性の健康とリフレッシュのためにはバレリーナ→CA→YOGAの先生と見事な転身をとげてきたMomokaさんが、このマガジンの読者だけのために、初心者も高齢者も一人自宅でできるYOGAレッスンを、月に2度のわりでしてくれます。
そんな風に、仲良しの若い女性たちが提案してくれることにも、期待がふくらみます。
ポストコロナの新しい生活様式が求められるいまこのnoteコミュニティ
『鏡のなかの言葉』を、SNSではできない繋がりの場、創作の場として
楽しみながら参加して頂けることを願っています。
語り場
このコーナーでは、皆さんの自己紹介、他の読者に宣伝したいことなど何でも自由にお書きいただき、読者が交流する場です。
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鏡のなかの言葉(定期購読)
映画監督松井久子が編集長となり、生き方、暮し、アート、映画、表現等について4人のプロが書くコラムと、映画づくり、ライティング、YOGA等の…
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