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鏡のなかの言葉(定期購読)

映画監督松井久子が編集長となり、生き方、暮し、アート、映画、表現等について4人のプロが書くコラムと、映画づくり、ライティング、YOGA等のワークショップ、そして編集長がお勧めする…
1.映画監督松井久子と読者との双方向コミュニティに参加できる。2.ワークショップ(書くこと、映画を…
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松井久子のNoteマガジン「鏡のなかの言葉」

ごあいさつ桜が散り、紫陽花が咲くのを待つ間、樹々の葉はウイルスの脅威などなんのその季節のめぐり通りに耀いています。 そんな5月21日。特別な誕生日を迎えました。 あの人と逢いたい、でも逢えない…。 Stay Homeで、そんな淋しさのなかにいたとき、かつて映画をつくるたびに全国の皆さんと繋がっていた、あの懐かしい頃を思い出していました。 『折り梅』のときは約480人、『レオニー』のときは約4700人の人びとが  私の映画に関心を寄せてくださって、寄付を頂いたり前売りチケ

自分史コラム 来年から「心 =マインド」が肝になる世界がはじまる

私が自分史で勝負したかった「教育」私が肩書きにしている「自分史活用アドバイザー」という資格は、2011年に出版社社長や元記者や、ライターの方を中心に発足した一般社団法人 自分史活用推進協議会という団体の認定資格です。 「自分史をつくるだけではなく、どう人生に活かすのか」が重要だというコンセプトに基づいてあえて「活用」という言葉が含まれています。   協議会は全国各地でこの資格認定講座を行っており、約400名ほどの自分史活用アドバイザーが活躍しています。 その多くは自分史出版の

自分史エッセイ 「龍使い」との出会い

私が自分史をライフワークにしてから、いろいろな方とのご縁の繋がり方も変わり、普通なら会えないような方とも会えるようになってきました。 今日はそんな出会いの一つとして、先日お会いした「龍使い」との自分史講座のことを書かせていただきます。 著書累計27万部を売り上げる「龍使い」とは?まず最初に「龍使い」とは一体なんなのか?誰なのか?をご説明しなくてはなりませんね。 その方の名は大杉日香理(おおすぎひかり)さん。 株式会社アテア代表取締役社長で、幼い頃からのスピリチュアルな才能と

自分史エッセイ 「粉骨」という儀式

私の父は2018年に84才、母はその9ヶ月後の2019年、85才で黄泉の国へ旅立ちました。生まれたのも死んだのも時期はほぼ一緒。 ともに自らの人生を並走してきた同志のような関係で、旅立ちまで仲のいい二人でした。 そんななか、私と妻は二人の遺骨を分骨して、自分の家に残すことに決めました。実家の仏壇とは別に、自分の家でも二人の証を残しておきたいと思ったからです。 しかしそれをどう保管するかが問題。 少しとはいえ骨そのものでは場所も取るし、自分で粉にするのもどうなのか…と迷って

自分史エッセイ 「カルマと向き合うこと」

みなさんこんにちは。 先日佐渡ヶ島の稲刈りから帰り、また普段どおりの日常が戻ってきました。 そんな今日、私にとって大きなニュースが飛び込んできました。 それは2011年3月11日に発生した福島原発事故の訴訟で、ふるさとを奪われた原告団に、仙台高裁が国と東電の責任を認め、10億円あまりの賠償金を払うことにしたというニュースです。 なぜ私がこのニュースを取り上げたかというと、これは私のカルマ=宿命、そして自分史と大きく関連しているからなのです。 私の自分史は9年前の3月11日を