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豊洲市場の初セリの結果は…

先週の11日は豊洲市場のオープン日。


そういえば、この前こんなnoteを書いたのだけど、豊洲初日の初セリが一体どうなったのかについては聞いてなくて、今日の沖作業中にその話題に。

前回の築地での初セリは、こんな感じのテンションでした。

豊洲での結果は、小友地区のむき身が日本一の高値が付いて、再び初セリトップに戻りました。

そして、やっぱりトップは栄さんだったみたい。よかった……!
(ちなみにうちはむき身は本職じゃないけど、会長の技術のおかげでお隣の地区と同じ値段がつきました。やった〜。)

今年の10月1日の築地のセリ値の順番でいうと、

1.赤崎
2.大船渡
3.米崎
4.小友

上ふたつが大船渡産、下ふたつが陸前高田産だったんだけど。

今回の豊洲では、

1.小友
2.米崎
3.赤崎
4.大船渡

という感じで、いつも通り、毎年の順番に戻っていました。

築地から豊洲までの10日で評価が一気にひっくり返ったのはなんでなんだろう??

なんで逆転したのかははっきりわからないけど、「温湯駆除」の差が出てきたののもひとつの要因なのかなあなんて思った。

前にも書いたけど、私のいる小友地区では夏場に「温湯駆除」という作業を全員行っている。

むき身牡蠣については、殻からむいて出すことで身がどういう状態かわかるけど、殻付き牡蠣はそうはいかないわけで。
直接中身を見られないものを出荷しているから、身の状態がまだよくない時期だとはっきり判断するのが難しい。(何個かむいてみたりはするけどね)

良い牡蠣を作るために、小友地区の牡蠣生産者たちはルール決めをしていて、この作業をやらない牡蠣についてのルールを決めていました。

「温湯駆除をしていない牡蠣は、身がよくなる春頃までは出さない。」

実はかなり昔からそんな厳しいルールが設けられていたらしく、震災後は暗黙の了解としてこのルールを引き継いでいる。

なんで牡蠣をお湯に浸けるといいのかについては、この作業初日に書いたnoteに書いてあるのでこちら読んでください。

品質向上のために、厳しいルールと地道な努力があるからこそのいまの1番なのかもしれない。

でも、この4つの地域は全部温湯駆除をやっている地域だから、海の環境と本人たちの技術の差も出てきたんだろうけど。

とりあえず、豊洲の結果がよくてよかった〜。うれしい〜〜。


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三浦 尚子 / Hisako Miura / ura
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