生き生きと世界を見る
今日はアイボディ・オンライン・プラクティスに参加した。
「アイボディ」とは何かというと、目の使い方のメソッドです。でも単に視力を良くするというだけではなくて、とても奥深いもの。「目の使い方」を単に目という肉体の視点だけでなく、どのように自分自身を使って見ているかという、全体的な視点から目の使い方をとらえるので、一言で簡単に説明するのが難しい。
今日は歩く瞑想をしながら、「今ここにいる」ということを探究した。先生の誘導に従って部屋の中をゆっくりと歩きながら、その一歩一歩を自分がどのように踏んでいるかを観察していく。
私は裸足で自室のカーペットの上を歩きながら、足の裏で感じる感触や、片足を踏み出すときに、もう一歩の足でどのように自分を支えているかなどを観察していた。
そうする中で見えてきたのは、片足に体重が落ちきる前に、もう片方の足を出そうとしていたこと。何かにせかされているような、急いでいるときの歩き方だった。急いでいるときの自分は、視野が狭くなっていて、鋭い目でどこか一か所を見ていたりする。体が硬くなっていて呼吸も浅いし、腰も痛くなりそう。これはオーバーフォーカス(集中しすぎ)の状態。こんなふうに、自分の在り方と目の使い方はつながっている。
プレゼンス(今ここにいる)の状態になっているときは、広い視野で、生き生きとまわりの風景を受け止めることができる。好きなことや楽しいことをしているときは、自然とそうなっているみたい。こういうとき、視覚以外にも、聴覚や嗅覚などの感覚も開かれている。
「近くの物を手に持ってみてください」というガイダンスがあったので、私は手近にあったテレビのリモコンを手に取ってみた。プレゼンスの状態で持ってみると、形や重さ、質感など、いつもより多くの情報が手から入ってきたのが面白かった。
このアイボディ・メソッドは、目の使い方を謳っているのに、直接的に目を変えようとしないのが面白い。何かが変わるとき、全体が変われば、おのずと部分が変わる。逆に、部分だけを変えることはできない。だから自分自身をどのように使うかという、意識や在り方から変えていくのが、遠回りのようでいて一番の早道なのだと思う。
明日から毎日10分間、歩く瞑想をするという宿題が出たので、やってみよう。三日坊主になりませんように。
アイボディのウェブサイトはこちら。ご興味あれば、ぜひ!
今日の夕空。大きくて立派な雲が浮かんでいる。最近天気が悪くて夕陽を見てなくて気づかなかったけど、太陽が沈む位置が前よりもかなり右の方へずれているみたいで驚いた!
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