森有正_書誌


森有正について
1911年東京に生まれ、76年にパリで世を去った森有正(もりありまさ)。彼の人 生、彼の思索が、いつまでもぼくの道標であり続けるように、またそんな自分を忘れないように、この頁を公開します。

森有正を論じた著作
・杉本春生『森有正論』、湯川書房、S47.9
・杉本春生『森有正─その経験と思想─』、花神社、1978.9
・辻邦生『森有正…感覚のめざすもの』、筑摩書房、1980.12
・佐伯守『自己と経験─森有正の世界から─』、晃洋書房、1994.11
・佐古純一郎『森有正の日記』、朝文社、1995.2
・栃折久美子 『森有正先生のこと』、筑摩書房、2003.9
・上田薫『コギトへの思索─森有正論─』、江古田文学会、2008.1
・伊藤勝彦『森有正先生と僕─神秘主義哲学への道』、新曜社、2009.7
・片山恭一『どこへ向かって死ぬか─森有正と生きまどう私たち─』、日本放送出版協会、2010.9
・久米あつみ『ことばと思索─森有正再読』、教文館、2012.5
・鑪幹八郎『森有正との対話の試み』、ナカニシヤ出版、2019.10

森有正に関する論考を含む著作
・中村雄二郎『考える愉しみ』、青土社、1979.5
・中村真一郎『読書は愉しみ』、新潮社、1979.7
・饗庭孝男編『フランス六章─フランス文化の伝統と革新─』(有斐閣選書)、有斐閣、1980.6
・海老坂武『戦後思想の模索』、1981.2
・鑪幹八郎『アイデンティティの心理学』(講談社現代新書)、講談社、1990.9
・沢英彦『文学の草の根─漱石から有正へ』、沖積舎、1991.10
・饗庭孝男『経験と超越』、小沢書店、1994.5
・小田島本有『語られる経験─夏目漱石・辻邦生をめぐって─』、近代文藝社、1994.7
・渡邊一民『フランスの誘惑…近代日本精神史試論』、岩波書店、1995.10
・伊藤勝彦『天地有情の哲学』(ちくま学芸文庫)、筑摩書房、2000.4
・二宮正之『私の中のシャルトル』(ちくま学芸文庫)、筑摩書店、2000.7
・三浦信孝編著『フランスの誘惑・日本の誘惑』、中央大学出版部、2003.10
・西川長夫『日本回帰・再論』、人文書院、2008.7
p・武田徹『日本語とジャーナリズム』、晶文社、2016.11

雑誌特集
「展望」1976.12〈第216号〉、筑摩書房
・木下順二「森有正よ」
・辻邦生「森先生との出会い」
「展望」1978.8〈第236号〉、筑摩書房
・森有正「黄昏のノートル・ダム」
・西川長夫「旅の思想」
・中村雄二郎「森有正が遺したもの」
「ちくま」1982.2〈No.131〉、筑摩書房
・木下順二・朝吹登水子「対談/魅力に富む人・森有正」
・西永良成「森有正の『日記』」

森有正に一部で触れている著書
・伊藤勝彦『デカルト』(センチュリーブックス)、清水書院、1967.12
・加藤周一『羊の歌』、岩波新書、1968.8
・野見山暁治『四百字のデッサン』、河出書房新社、1978.1
・田辺保『光は暗きに照る』、日本基督教団出版局、1978.7
・朝吹登水子『パリ、その日その時』、人文書院、S54.11
・木下順二『寥廓』、筑摩書房、1980.9
・関谷綾子『一本の樫の木──淀橋の家の人々』、日本基督教団出版局、1981.12
・木下順二『本郷』、講談社、1983.3
・佐々木孝次『蠱物としての言葉』、有斐閣、1989.10
・木下順二『木下順二対話集 人間・歴史・運命』、岩波書店、1989.12
・荒木亨『鎖国の日本語』、木魂社、1989.12
・木下順二『歴史について』、講談社文芸文庫、1990.3
・栃折久美子『装丁ノート/製本工房から』、集英社文庫、1991.1
・ディアーヌ・ドゥリアーズ(平井啓之・梅比良眞史訳)『恋する空中ブランコ 乗り』、筑摩書房、1991.1
・辻邦生『時刻のなかの肖像』、新潮社、1991.5
・今橋映子『異都憧憬 日本人のパリ』、柏書房、1993.11
・オギュスタン・ベルク『空間の日本文化』、ちくま学芸文庫、1994.3
・蜷川譲『パリに死す…評伝・椎名其二』、藤原書店、1996.9
・石井好子『私は私』、岩波書店、1997.8
・不和de民由『教育に関する私の方法叙説』、新風舎、2000.3
・関屋綾子『ふり返る野辺の道』、日本基督教団出版局、2000.8
・宍戸修『高田博厚の空間と思想──その人間と思想の謎を探る──』、相模書房、H12.11
・谷川多佳子『デカルト「方法序説」を読む』(岩波セミナーブックス86)、岩波書店、2002.6
・田辺保『パスカル 痛みとともに生きる』(平凡社新書)、平凡社、2002.11
・濱口惠俊、金子曉嗣『寅さんと日本人』、知泉書館、2005.7
・伊藤勝彦『最後のロマンティーク 三島由紀夫』、新曜社、2006.3
・泉谷閑耳『「普通がいい」という病』(講談社現代新書)、講談社、2006.10
・藤田正勝『西田幾多郎──生きることと哲学』(岩波新書)、岩波書店、2007.3
・大久保喬樹『洋行の時代』(中公新書)、中央公論社、2008.10
・辻井喬『叙情と闘争』、中央公論新社、2009.5
・AKIRA MIZUBAYASHI「UNE LANGUE VENUE D’AILLEURS」(L’UN ET L’AUTRE )、GALLIMARD 、2011.1
・大江健三郎『定義集』、朝日新聞出版、2012.7
・倉持基『家族のアルバム』、KADOKAWA、2015.11

森有正関連の論文・エッセイなど
・小塩節『朝の光のさすときに』、日本基督教団出版局、1977.9
・平野幸仁「森有正における<西欧>と<日本> 」(「横浜国立大学人文紀要. 第二類, 語学・文学」27巻所載)、横浜国立大学、 1980.11
・伊丹十三「解説」〈『日本のことばとこころ』(山下秀雄著)所収〉、講談社学術文庫、1986.10
・中村真一郎『火の山の物語』、筑摩書房、1988.11
・竹内真澄「三人称としての社会科学」(季刊「窓」第11号所載)、窓社、1992
・渡辺芳敬「エトランゼの行方」(「ふらんす」所載)、白水社、1992.4~1993.3
・大江健三郎『同時代としての戦後』(文芸文庫)、講談社、1993.10
・江村裕文「『変貌』に『国際化』を読む ─森有正ノート1─」、法政大学国際文化学部企画広報委員会、1995.3
・柏倉康夫「森有正と椎名其二」(月刊「機」所載)、藤原書店、1996.12
・釘宮明美「経験と時間(一)──森有正『バビロンの流れのほとりにて』連作」(季刊「現代文学」第55号所載)、 「現代文学」編集委員会、1997.7
・萩原俊治「森有正の『経験』」(「大阪府立大学紀要 人文・社会科学」通号45 所載)、大阪府立大学総合教育研究機構、1997
・水田信「森有正とマルティン・ブーバー─人称論をめぐって─」(「比較思想研究」通号26別冊所載、1999)
・二宮正之「グローバライゼイションに対する森有正の思想」(「ちくま」通号353所載、2000.8)
・釘宮明美「 森有正における『経験』の生成 ─『バビロンの流れのほとりにて』連作を中心として」(季刊「現代文学」第62号所載)、「現代文学」編集委員会、2000.12
・小黒庸光「森有正資料研究 ─年譜、書誌、関係文献、同各種索引の編成、統括─」(私立大学図書館協会会報 115号)、私立大学図書館協会、2001.1
・久米あつみ「ことばと思索 ─森 有正再読─」(帝京大学外国語外国文学論文集 第7号/第8号/第9号/第10号所載)、2000年/2001年/2002年 /2003年
・釘宮明美「森有正における『経験』の構造」 ─『アブラハムの生涯』を重ねて 」(季刊「現代文学」第63号所載)、「現代文学」編集委員会、2001.7
・鈴木宣則「森有正と日本の政治改革」(「鹿児島大学教育学部研究紀要. 人文・社会科学編」所載)、鹿児島大学、 2001.10
・釘宮明美「森有正における「経験」の創造(上)─芸術・思想・定義」(季刊「現代文学」第65号所載)、2002.7
・釘宮明美「森有正──「経験」と信仰」(「福音宣教」二月号所載)、オリエンス宗教研究所、2004.2
・工藤孝司「森有正ノート─「もの」をかこむ沈黙へ─」(「滋賀文教短期大学紀要〈13〉」、2005.1)
・森田美芽「森有正とキェルケゴール──主体性と他者性についての一の試み」(「同志社大学ヒューマン・セキュリティ研究センター年報」No.3所載)、萌書房、2006
・釘宮明美「森有正における『経験』の創造(中)──「本体論的証明」をめぐって その一」(饗庭孝男編集代表、季刊「現代文学」71号、2005.7)
・葦原哀子「森有正覚書」(卒業論文)、2005
・萩原俊治「ドストエフスキーと『最初の暴力』──外国語の他者性と催眠術としての物語──」(『人間科学:大阪府立大学紀要』No. 2、2007。http://book.geocities.jp/ifujii3/ よりダウンロード可)
・釘宮明美「森有正の「経験」思想 : 存在論的証明の理解の変遷森有正の「経験」思想 : 存在論的証明の理解の変遷 」(「宗教研究宗教研究」Vol.80, No.4所載)、日本宗教学会、2007.3
・恵光院白「森有正の周辺─母、伯父─」(「ふぉーらむ」第4号所載)、図書館サポートフォーラム、2007.7
・細谷昌志「森有正論 ─感覚・経験・思想─」(「日本の哲学」第9号所載)、昭和堂/日本哲学史フォーラム編、2008.12
・釘宮明美「森有正の『経験』思想における信仰」(『キリスト教をめぐる近代日本の諸相──響鳴と反撥』所収)、オリエンス宗教研究所、2008
・萩原俊治「ドストエフスキーと『最初の暴力』(承前) ──共通感覚について──」(『人間科学:大阪府立大学紀要』No. 3、2008。http://book.geocities.jp/ifujii3/ よりダウンロード可)
・小林雅博「森有正研究 : 「人間」と「思想」の意味、および「日本人の思想」との関連性」(2008年度博士論文)
・小林雅博「森有正の転機」(聖学院大学総合研究所紀要No.46)、2010.1
・森本あんり「森有正を読むということ」(季刊『創文』2011年夏号 -2号-)、創文社、2011(http://subsite.icu.ac.jp/people/morimoto/others.html#SobunMoriよりダウンロード可)
・ロラン・ローベル(Laurent Rauber)「森有正の哲学体系における『経験』と『思想』 ─『経験と思想』を中心に─」(「哲学年誌」第四十三号)、法政大学大学院人文科学研究科哲学専攻、2012.3
・ロラン・ローベル(Laurent Rauber)「森有正の『経験の哲学』における影響と創造」、立命館言語文化研究第28巻3号
・五十嵐茂「生の経験をどう語るか―森有正再考」(「質的心理学研究」第13号、所載)、新曜社、2014.3

森有正の著作
・森有正全集全14巻・補巻1、筑摩書房、1978.6~1982.2
・第1巻 バビロンの流れのほとりにて/流れのほとりにて
・第2巻 城門のかたわらにて/砂漠に向かって
・第3巻 遥かなノートル・ダム
・第4巻 旅の空の下で
・第5巻 木々は光を浴びて
・第6巻 現代フランス思想の展望
・第7巻 近代精神とキリスト教
・第8巻 ドストエーフスキー覚書
・第9巻 デカルトの人間像
・第10巻 パスカルの方法
・第11巻 パスカルにおける「愛」の構造
・第12巻 経験と思想 雑纂
・第13巻 日記I
・第14巻 日記II・アリアンヌへの手紙
・補巻  補遺
・『パスカル-方法の問題を中心として-』、要書房、S24.9
・『思想の自由と人間の責任』(新文化叢書)、日本評論社、S25.4
・『言葉 事物 経験…森有正対話集』、晶文社、1968.3
・『現代の省察』、春秋社、1969.11
・『生きることと考えること』、講談社現代新書、1970.11
・『近代精神とキリスト教』、講談社、S46.1
・対談『人間の原理を求めて….揺れ動く世界に立って』(小田実との共著)、筑摩書房、1971.4
・『デカルトとパスカル』、筑摩書房、S46.6
・『ルソン ド ジャポネ…日本語教科書』、librairie TAISHUKAN、1972
・『現代のアレオパゴス』、日本基督教団出版局、1973.6
・『土の器に』、日本基督教団出版局、1976.6
・『内村鑑三』、講談社学術文庫、S51.9
・『いかに生きるか』、講談社現代新書、1976.9
・『遠ざかるノートル・ダム』、筑摩書房、S51.12
・『セーヌの辺で』、毎日新聞社、1977.2
・『光と闇…森有正説教・講演集』、日本基督教団出版局、1977.5
・『経験と思想』、岩波書店、1977.9
・『アブラハムの生涯…森有正講演集』、日本基督教団出版局、1980.11
・『森有正対話篇I』、筑摩書房、1982.9
・『森有正対話篇II』、筑摩書房、1982.10
・『古いものと新しいもの』、日本基督教団出版局、1986.4
・『思索と経験をめぐって』、講談社学術文庫、1986.7
・『ルオー』(高田博厚との共著)、レグルス文庫、1990.7
・森有正エッセー集成全5巻(ちくま学芸文庫)、筑摩書房、1999.6~10
 ・1 バビロンの流れのほとりにて/流れのほとりにて/日記 1954年5月18日~57年5月20日
 ・2 城門のかたわらにて/砂漠に向かって/日記 1959年3月15日~60年11月20日
 ・3 遙かなノートルダム/黄昏のノートルダム/遠ざかるノートルダム/日記 1961年5月4日~68年1月2日
 ・4 旅の空の下で/リールケのレゾナンス/アリアンヌへの手紙/日記 1968年1月3日~69年9月20日
 ・5 木々は光を浴びて/故国の情感/三十年という歳月 ほか/日記 1970年1月7日~76年8月6日
・『ドストエーフスキー覚書』、ちくま学芸文庫、2012.4

森有正の翻訳
・『カルヴァン説教上』、長崎書店、1943.11
・アラン『わが思索のあと』、思索社、S24.3
・パスカル『田舎の友への手紙』、白水社、S24.3
・F.ストロウスキー『フランスの智慧』(土井寛之との共訳)、岩波書店、1951.7
・アンリ・ペリュショ『ゴッホの生涯』、紀伊国屋書店、1981.11
・アラン『定義集』(所雄章編)、みすず書房、1988.5
・リルケ『フィレンツェだより』、ちくま文庫、2003.3

森有正の演奏(パイプオルガンと話)
・『思索の源泉としての音楽』(CD)、日本フォノグラム、1977
・『森有正、バッハを語りバッハを弾く』(「魂の音楽 J.S.バッハ全集」Bonus-CD)、ユニバーサル ミュージック(株)

その他
・浅野順一編『死の理解….論文集』、新教出版社、1946.5
・加藤周一『運命』、大日本雄辯会講談社、S31.5
・伊藤勝彦『対話・思想の発生』、番町書房、S42.11
・中川秀恭編『森有正記念論文集─経験の水位から─』、新地書房、1980.9
・朝日クロニクル「週刊20世紀 [テーマ編]3 ぜいたくの100年」(通巻33号)、朝日新聞社、1999.9.19
・栃折久美子『モロッコ革の本』(集英社 e文庫)、集英社、2001.1
・釘宮明美「書物の窓から ─キリストの招きに生きた人々─」(CD)、キリスト教放送局、2004
・森有正著「本居宣長を繞って思うこと(原稿)」(『21世紀の本居宣長』所収)、朝日新聞社、2004
・「NHK知る楽 こだわり人物伝 8-9月/グレン・グールド 森有正」(日本放送出版協会、2009.8)

高田博厚による森有正
・『バビロンの流れのほとり』と共に、「心」、1957.9
・『城門のかたわらにて』、「週間読書人」、1963.8.19
・『遥かなノートル・ダム』、「週間読書人」、1967.6.12
・「南仏にて」、「ちくま」、1971.2
・「対話」(森有正との対談)、「草月」(97号)、1974.12
・「森有正の死」、東京新聞、1976.10 某日付
・「森有正と私」、「文藝」、1976.12
・「隣人有正よ」、月刊「エコノミスト」、1977.1
・「森君へ」、「共助」、1977.9
*以上の高田博厚関連文献は、鎌田一邦氏のご教示によります。

Web資料
・「ランプの火影」(Yoz Home Page)(http://www.venus.dti.ne.jp/~yoz/essay/essay.yz.con2.html) 
・「森有正エッセー集成 索引」(烏兎の庭)(http://d.hatena.ne.jp/utorin/) 

年譜
・「森有正 略年譜」(高橋久史編)

目録
・高橋弘編「森有正著作目録」(北星学園女子短期大学紀要22、所載)、北星学園女子短期大学、1983.12

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