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とびきりお洒落してゴミ出しに行けばいい

朝いつも通り近所を散歩してると、すごいお洒落なおじいさんが現れた。
見るからに良い生地の白いパンツに光沢のある革ジャン、アウターと質感を合わせたハットに紫の存在感のある巾着バッグ。めちゃくちゃ格好良いそのおじいさんはすぐ近くの病院に用があるだけっぽかった。

それでいいんだ、と思った。
何か特別なことがなくたってお洒落したけりゃすればいい。

私は大抵おでかけする予定があるから、とお洒落する。
お洒落したからにはどこかに行かなきゃって考えが働くこともある。

それも素敵。
でもただお洒落したいからする、も素敵なんだ。

そっから変わることがたくさんある。
お洒落しただけでご機嫌になる、姿勢が良くなる、あたりが明るく見える。
電車で席を譲る的な行動をしたくなったりもする。

そっからいろいろ始まるんだと思う。
おじいさんを見たその日は何の予定もなかったけど、私もお洒落してみた。

なんだかとっても良い気分になった。
思ってた通りにならなかった事もあったけど「まあいっか♩」と、にこやかに流せた。

とびきりお洒落してゴミ出しにだけ行ったらいい。
自分に課してるしょーもないもんも捨てられる気がする。

目的があって行動するのと、行動してみてただ感じたり意味づけしたりするの、どちらが良い悪いとかいう話ではなくどちらもいい。使いどころや自分の納得感の話だと思う。

いつどんな瞬間も自分の納得感やしっくり感を伴う方を採用したい。
自分に起こっているモノコトを観察して、大切に丁寧にしっくりを掬い取っていきたい。

しっくりこない間はそこに留まってたらいい、進むことだけが正しいのではない。点は動いていなくても、点自体は変容している。

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Mana
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