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誰にでもおススメできる小説3選

 こんにちは、Hisaです。近年、SNSやサブスクの普及で読書をする人が減っているともいわれています。そんな中、読書をしたいけど何から読めばいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。そのような人たちに向けて、誰にでもおススメできる小説を3つ紹介します。普段読書をしている人も、読んだことがないものがあれば是非読んでみてください。


お探し物は図書室まで

 個人的に「誰にでもおススメできる小説1位」は青山美智子さんの「お探し物は図書室まで」です。老若男女問わず、誰が読んでも面白い作品だと思います。2021年の本屋大賞で第2位に輝いた作品で世間的な評価も高いです。とある公民館の図書室を舞台としており、5つの短編からなる作品なので読みやすいです。「図書室が舞台」といっても常に図書室が出てくるわけではなく、各短編の主人公が何かのきっかけで図書室を訪れ、それがきっかけで主人公の心情が変化していくといった内容です。そのため、5つの短編が独立しつつも「図書室」という共通点から1つの物語にまとまっています。
 この小説に限らず、青山美智子さんの小説は読みやすいかつ抜群に面白いので自信をもっておススメできます。ジャンルでいうと「心温まる系」になります。そのため、複雑な謎解きや精巧な伏線回収、大どんでん返しみたいな展開はないですが、そんなの関係ないほど面白い作品ばかりです。
 また、青山美智子さんの作品は複数の短編から一つの物語が作られているという構成が多く、読書に慣れていない人でも最後まで読み通しやすいと思います。その中でも特に「お探し物は図書室まで」は個人的に一番好きな作品なので、挙げさせていただきました。


かがみの孤城

 長編小説にはなりますが「かがみの孤城」も誰にでもおススメできます。辻村深月さんの作品である「かがみの孤城」は本屋大賞も受賞しており、2022年にはアニメ映画化もされた名作です。不登校になった中学1年生の「安西こころ」が主人公。ある日部屋の鏡が光り始め、吸い込まれていきます。すると、目の前には大きな城とオオカミのお面をかぶった少女、こころと同じように吸い込まれてきた中学生6人が現れます。城内で起こる出来事とともに、城はなんのためにあるのか、なぜこころ達7人が選ばれたのかといった謎が明らかになるといったストーリーです。
 この小説は全体的な完成度がめちゃくちゃ高いです。全体として伏線回収が素晴らしくミステリー、謎解き要素があります。加えて、人間関係のドラマも良く、感動するシーンが作中にいくつも出てきます。そのため、最初から最後までずっと面白い印象です。私は文庫本で読んだので上下巻にわかれていたのですが、上巻の時点で超面白く泣きそうになるほど感動するシーンがありました。
 謎解きもあれば感動もあり、全体的な完成度が高い点から読書初心者にも読んでほしい作品です。長めではあるので時間はかかるかもしれませんが、作中に山場がいくつもあり、読んでいて飽きない作品だと思います。


容疑者Xの献身

 最後に紹介するのは東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」です。ガリレオシリーズの第3弾にはなりますが、シリーズを順番に読まなくても特に支障はないのでこの作品から楽しめます。ジャンルとしては推理小説で、直木賞など数々の賞を受賞している名作です。映画化もされているので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。とにかくトリックが予想外なので是非読んでみてほしいです。
 「ミステリー」といえば人気あるジャンルで作品量も莫大な数がありますが、東野圭吾さんの作品は知名度が高いですし誰にでもおススメできる名作ぞろいです。中でも、「容疑者Xの献身」は評価も高く比較的読みやすい長さなのではないかと思っています。


まとめ

 以上3作品を紹介しました。まだまだ面白い作品、おススメしたい作品はあるのですが、個人的トップ3はこの3作品です。読書をしたいけど、何を読もうか迷っている人は是非読んでみてください。また、普段読書をする人も、読んだことがない作品があれば手に取ってみてください(有名な作品ばかりではありますが)。

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