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夫婦のための心理学講座

割引あり

【旦那が好きではない43.2%】

「結婚して幸せになりたい」

そう願ってパートナーを好きになり、結婚して一緒に人生を共にしている。

そんな既婚女性3000人中半数ほど好きと答え、約2割は「嫌い」というアンケート結果がありました。

嫌いになったきっかけとして。

「思いやりがない」
「家事をしない」
「金銭感覚が違う」
「育児をしない」

などがありました。

想い合っていてもすれ違う。

「こんなはずじゃなかったのに」

男女による共感性の違いなどは有名ですね。
その他にも生物学的な違いや、進化心理学など。

男女の「家庭」に対する違いと、より良い関係を保つための心理学をAIを活用しながら以下のポイントを紹介してみました。

1.男女の生物学的な役割の違い
2.進化心理学的視点
3.現代の家庭における男女の役割の変化
4.夫婦関係に役立つ6つの心理学

・男女の家庭への役割意識の違いを知りたい。
・心理学をより良い夫婦関係に役立てたい。

そんな方のお役に立てたら幸いです。


1.男女の生物学的な役割の違い

   男女は生物学的に異なる役割を持っており、これが家庭に対するアプローチの違いに影響しています。

①生物学的な女性の役割

女性は妊娠し、子供を出産し、授乳によって育てるため、妊娠中や産後に子供と強い結びつきを持ちます。このため、進化的には子供を育てること家庭の安定に強く関心を持つように適応してきました。

女性は限られた数の子供しか産めないため、家庭内での安定した環境づくりや長期的なサポートを優先し、パートナー選びでは信頼性や育児への貢献が重要視されることが多いです。

②生物学的な男性の役割

一方、男性は妊娠や出産に直接関与しないため、進化的には資源の提供者家庭を外から守る役割に適応してきました。男性は多くの子孫を残す可能性があるため、複数のパートナーと子孫を残す戦略をとる傾向も進化的には見られますが、安定した家庭環境が子供の生存率を高めることも認識されています。

家庭内での役割としては、物質的なサポートや外部からの脅威から家族を守ることが進化的に重要視されてきました。


2. 進化心理学的視点

進化心理学では、人間の心理や行動は過去数百万年の進化の過程で形成された適応戦略であると説明します。家庭に対する男女の違いもこの視点から理解できます。

①親投資理論

進化心理学者ロバート・トリヴァースによって提唱されたこの理論は、親の投資が性差を生むと考えます。女性は妊娠、出産、授乳といった身体的な投資が非常に大きいため、子供の生存に対する投資が高い。これに対し、男性は生物学的には妊娠や出産に直接関与しないため、投資の程度に幅があるとされます。

女性はより確実に自分の子供を育てようとするため、長期的なパートナーシップや家庭の安定を重視し、男性はより多くの子孫を残す可能性を考えながらも、資源を提供し、子供をサポートすることに集中する戦略を進化的に採用することが多いです。

②男女の配偶戦略の違い

女性は、進化的に子供を確実に育て上げるため、パートナーの資源提供能力や安定性を重視する傾向が強くなります。このため、家庭内の安定と長期的な関係性に強い関心を持つことが多いです。

男性は、進化的には遺伝子を広げるための戦略を持ちやすく、そのためには家庭外のリソース獲得や競争に集中することがあります。ただし、長期的なパートナーシップを持つことは、子供の生存率を高めるためにも有利であるため、家族に対しても投資を行うように適応してきました。


3. 現代の家庭における男女の役割の変化

現代社会では、男女平等や社会的期待の変化により、男女の家庭内での役割は大きく変わりつつあります。しかし、進化の過程で形成された心理的な傾向が依然として影響を与えていると考えられます。

①女性の役割

伝統的に、女性は家庭内でのケアや子供の教育に多くの時間を割いてきましたが、現代ではキャリアと家庭の両立を求める女性も増えています。

それにも関わらず、進化的な背景から家庭の安定や子供へのケアが依然として強い傾向にあることが多いです。

②男性の役割

男性も家庭内での役割を分担することが増え、育児や家事に積極的に参加するケースが増えています。

とはいえ、進化的には外部での競争やリソースの獲得が男性にとっての重要な役割であるため、これが家庭内での役割との間で葛藤を生むこともあります。


このように、男女の「家庭」に対する違いは、生物学的役割や進化的な戦略に由来しています。

女性は子供を育てるための長期的な家庭の安定に強い関心を持つ一方で、男性は家庭外でのリソース獲得や保護に重点を置く傾向があります。

ただし、これらの進化的傾向は、現代社会の中で柔軟に変化し、男女共に家庭内での役割分担が見直されつつあります

そして、このように変化する夫婦のカタチにおいて、より良いパートナーシップを維持するためには、コミュニケーションがとても重要です。

そんな夫婦間のより良いコミュニケーションに役立つ心理学を次に紹介します。


4.夫婦関係に役立つ6つの心理学

男女の家庭に対する進化的・生物学的な違いから生まれるパートナーシップのすれ違いは、しばしばコミュニケーションや期待のズレに起因します。

このすれ違いを解消するために、以下の心理学的アプローチをご紹介します。

①コミュニケーションの改善 - 非暴力コミュニケーション (NVC)

『非暴力コミュニケーション(NVC)』は、感情とニーズに基づいた建設的なコミュニケーション方法です。

パートナーシップのすれ違いは、互いに期待や感情が伝わらないことから始まることが多いです。そこで、相手を批判するのではなく、自分が感じていることとその背景にあるニーズを素直に伝えることが重要です。

例: 「あなたが家事を手伝ってくれないと感じたとき、私はサポートがないように感じて寂しい。もう少し一緒に家のことを協力してやりたい」

というように、自分の気持ちとニーズを具体的に説明します。


②期待の明確化 - 認知行動療法 (CBT)

認知行動療法(CBT)は、思考や認識のパターンが感情や行動に影響を与えるという理論に基づいています。

パートナー間のすれ違いでは、お互いの期待に関する誤解がよく問題になります。そのため、期待や役割の明確化が重要です。

例えば、男性は進化的に外部のリソース提供に重点を置く傾向があり「仕事で成果を上げる事が家族にとって幸せであり、それを優先することが自分の役割だ」と考えますが、女性は家庭内のサポートや関わりを求め「もっと家事や育児にも参加してほしい、一緒に家庭内の幸せをつくって欲しい」と考えることがあります。

お互いに家族の幸せを願いながら、何に幸せを感じているかを理解しないまま、「わかってくれているはず」と言葉にできない。

これがすれ違いを生む原因になることがあります。

この解決法としては、パートナーと一緒に各々の幸せのカタチや相手への期待を明確に話し合い、お互いに現実的で達成可能な役割を設定することです。


③パートナーシップの協力とサポート - 社会的交換理論

社会的交換理論では、人間関係は「利益」と「コスト」のバランスを基に形成されるとされています。家庭内での負担が一方に偏ると、不満や摩擦が生まれることがあります。

この理論に基づき、協力的な役割分担が重要です。

例えば、家事や育児、経済的な負担がどのように分担されているかを見直し、双方が公平に感じる形で調整することで、パートナー間の不満を減らすことができます。

具体的には、互いのタスクを共有し、柔軟に互いの負担を軽減する方法を探すことです。


④パーソナルスペースの尊重 - バウンダリーの確立

バウンダリー(境界)とは、精神的・感情的な距離感を保つための重要な概念です。関係が近すぎると、お互いの個人空間や自己成長が阻害されることがあります。

パートナーが互いに個別のニーズや興味を持つ時間やスペースを尊重することで、関係の中での自己成長感情的な健康を保つことができます。これにより、無理な依存や圧力を感じることなく、健全な関係を維持できます。

例えば、週に一度は自分の趣味や友人と過ごす時間を持つなど、お互いに距離を保ちながらもサポートし合うバランスを取ることが重要です。


⑤共感を育む - 感情認識と共感力 (Empathy Development)

共感力は、パートナーシップにおける最も重要な要素の一つです。

進化心理学的には、男女が異なる戦略を持っていることを理解しつつ、相手の立場や感情を深く理解することが、すれ違いを減らす鍵となります。

共感力を高めるには、相手の気持ちや立場を理解するための時間を取り、相手が何を感じているのかに耳を傾けることが大切です。

「どうしてそのように感じているのか?」といった質問を積極的に行い、相手の内面的なプロセスを共有しましょう。


⑥感謝の気持ちを示す - 感謝の心理学 (Gratitude Psychology)

すれ違いが続くと、お互いの努力や存在自体に感謝の気持ちを持つことが難しくなることがあります。

しかし、研究では感謝の表現がパートナーシップの満足度を大幅に向上させることが示されています。

些細なことでも感謝の気持ちを積極的に表すことで、関係が強化され、摩擦が生じにくくなります。

例えば、「いつもサポートしてくれてありがとう」「あなたの存在が助けになっている」といった言葉を日常的にかけることが効果的です。


まとめ・有料特典

夫婦関係に役立つ心理学

  1. 非暴力コミュニケーションで感情とニーズを伝える。

  2. 認知行動療法を用いてお互いの期待を明確にする。

  3. 社会的交換理論を基に公平な役割分担を行う。

  4. バウンダリーを尊重して個人空間を大切にする。

  5. 共感力を高め、相手の感情に深く理解を示す。

  6. 感謝の心理学を実践し、日常的に感謝の気持ちを表す。

これらの心理学の中から取り入れやすいものを活用し、男女の進化的・生物学的な違いから生まれるパートナーシップのすれ違いを解消し、より健康的で強固な関係を築くことに繋げていただけたら幸いです。

ここまでが、夫婦のための心理学講座です。
何か参考になる部分がありましたでしょうか。

このように、生物学的にも進化心理学的にも違いがある男女ですが、実際には読んでくれたあなただけではなく、お互いに理解し合うことが必要です。

またそのためには育って来た家庭環境や、これまでの夫婦関係の状態に関与し、心理学だけでは解決できない状態の方も多いと思います。

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