見出し画像

緊急事態宣言されて初めての週末

昨日、妻が病院から帰ってきて「自宅待機を言い渡された」と話してくれた。妻は医療従事者で、主に訪問看護に従事している。担当している利用者さんが高熱を出して、コロナウイルスによる発熱が疑われて入院してPCR検査を行ったことから、濃厚接触者として結果が出るまで自宅待機するようにとの話だった。

狭い自宅だし、妻だけ押入れに隔離するわけにも行かないので、普通に同じ部屋で濃厚接触して過ごすことに(濃厚接触っていい言葉ですね。あんなこともこんなことも濃厚接触)。もし利用者さんが妖精なら、妻も妖精で、ということはオレも妖精になるのかもしれない。こういうのをクラスターと言うんやね。

リモートワーク後の感染だから、会社には迷惑をかけなくて済みそうだとか、妖精であっても症状がなければZoomミーティングには参加できるな、画面越しの人が気にするか、そもそもそんなこと言わなければ大丈夫とか、その時はいろいろ考えたけど、なぜか不安な気持ちにはならなかった。自分のことだし、リモートワークという自分自身を管理できる身の上だからだろう。家には年寄りがいないし、子供もいない。利用者さんの訪問で世話をする医療従事者である妻に移し、結果的にはクラスターとして伝播していくことが一番怖かったのかもしれない。

今日、利用者さんの結果が出て陰性ということがわかって、とりあえず妖精になることはなくなった。動かないユニバの近くのホテルで二人仲良く隔離されても良かったと軽口で言えるのも、妖精にならなかったからやね。

画像1


いいなと思ったら応援しよう!