【産業】「ゼブラ企業」が持続可能な未来をつくる! 社会課題解決へ経産省が基本指針を公表
夜でもヒルタです。私は、「しあわせな+1時間を 岡崎市」をキーメッセージに、岡崎市を「子育て・福祉・産業・まちづくり」において「日本全国のモデルになるまち」目指して活動しています。
家族との時間・学び直し・まちづくり活動・趣味や休息等……つまり、自分自身が本当にやりたいことができる時間が、「しあわせ」につながると信じています。積極的に「未来への投資」をし、20年、30年先の岡崎市も豊かで選ばれるまちへ、そんな未来をともにつくる。
ともにつくる岡崎市の未来!
私、ひるた浩一郎は、民間企業の立場から自治体と企業とつなげる官民連携・共創の促進を実施しています。
内閣府が運営している「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」において、EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社さん、株式会社地方創生テクノロジーラボさんとともに弊社、株式会社官民連携事業研究所が「伴走支援事業者一覧」として紹介していただいています。
官民連携・共創に興味ご感心がある方はお気軽にご相談ください。
こうした社会課題解決を実施し、NPOやボランティア団体とは異なりしっかりと利益も上げ続けていく。そんな取り組みを大事にしています。弊社も「ゼブラ企業」なんです。
◯ 注目される「ゼブラ企業」
「ゼブラ企業」といった言葉が少しずつ浸透してきています。
ざっくりいうと「社会性と経済性の両方を追求する、それが「ゼブラ企業」です。詳細はこのWEBサイトがわかりやすいのでご参考ください。
◯ 社会課題解決と利益追求
私たちの社会は、環境問題、社会的不平等、経済的格差など、数多くの課題に直面しています。これらの問題に対処するためには、伝統的なビジネスモデルを超えた新しいアプローチが求められています。
スタートアップ企業が「ユニコーン企業」を目指すだけではなく、社会性と経済性の両方を追求する、それが「ゼブラ企業」です。ゼブラ企業は、利益の追求だけでなく、社会的・環境的課題の解決にも注力する企業のことを指します。では、なぜゼブラ企業がこれほどまでに注目され、重要視されるのでしょうか。
◯ 経産省 中小企業庁では指針を公表
経済産業省、中小企業庁としても「ゼブラ企業をたくさん創出する」ことを目的に基本指針を公表しました。中小企業庁のWEBサイトにて、指針・補足資料・声がそれぞれ公表されています。
経産省の石井芳明さんのポストでも紹介されるなど、経産省の本気度が伺えます。
経済産業省『地域課題解決事業推進に向けた 基本指針』の資料が44pにわたって公開されています。地域課題をビジネスにしていくヒントや考え方が伺えます。
お金が集まるだけではなく色んな専門家やプライヤーが参画しながら取り組みを進めていける「エコシステム」を経産省は描いています。
◯ ゼブラ企業の特徴
ゼブラ企業は、黒字(利益)と白(社会的価値)のバランスを重視します。これらの企業は、単に利益を追求するのではなく、社会的影響を正の方向に導くことをビジネスの核として位置づけています。
ゼブラ企業は、持続可能な製品やサービスを提供し、地域社会の強化、環境保護、公平な雇用機会の提供に取り組む企業です。
「またカタカナ語! 意識高い系(笑)」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、松下幸之助さんが言われている「企業は社会の公器である」といった考えや近江商人の「三方よし」といった考えだと私は捉えており、ゼブラ企業は全く新しい概念の企業といったわけではありません。
◯ 連携・共創により社会課題解決を
マイケル・ポーター / Michael Porter 氏のTED動画「なぜビジネスが社会問題の解決に役立ちうるのか / The case for letting business solve social problems」の内容がとても好きで事あるごとに何度も見返しています。
どうしても社会課題解決というと、行政機関やNPOが実施するものといった認識を持っている人も多いかと思います。しかし、それだけでは解決に繋がりづらいんです。高度に複雑化した社会課題を自治体だけNPOだけといった個別領域だけでは解決することは難しいんです。
まさにマイケル・ポーター氏がいうようにCSV…Created Shared Value…共有価値の創造が官民連携のキモであり、連携・共創するからこそ社会課題解決につながっていくと確信しています。
◯ 日本におけるゼブラ企業の推進
日本でもゼブラ企業の概念が徐々に浸透し始めています。民間企業と自治体の連携・共創をはじめ様々な関係団体/ステークホルダーとの連携も重要になってきます。
社会課題解決をお金にしていくためにも、その成果を見える化していく必要もあります。「ソーシャル・インパクト・ボンド」や「インパクト投資」によってお金を集め、運営していける仕組みです。
◯ ゼブラ企業が直面する課題
ゼブラ企業は、多くの機会を持ちながらも、以下のような課題に直面しています。
資金調達の難易度: 資金調達は、特に初期段階でゼブラ企業が直面する大きな課題です。伝統的な投資家は高いリターンを期待するため、社会的価値を重視するビジネスモデルに対する理解が不足している場合があります。
市場の理解: ゼブラ企業が提供する製品やサービスは、しばしば革新的であり、その価値を市場に理解してもらうには時間がかかる場合があります。
成長のバランス: 経済的利益と社会的影響の間でバランスを取ることは、経営戦略上の大きな挑戦です。
◯ そもそもゼブラ企業ってどういう企業?
経済産業省 中小企業庁『地域の課題を成長の原動力に ローカル・ゼブラを志す方へのメッセージ』に具体的な取り組みや想いがメッセージとして掲載されています。
ゼブラ企業のひとつのあり方として捉えていただけるはず。肩ひじ張りすぎず、言葉にごまかされずに「社会性と経済性の両方を目指す」企業だと捉えてしまえばいいと感じます。
松下幸之助さんの「企業は社会の公器である」って考え方からすると、どの民間企業も基本的には存在するだけで社会性がある、社会の不満・不備・不足を埋めようとした活動をしているはずなので、そもそもゼブラ企業は新しい概念では決してなく、当たり前のことを言っているだけな印象もあります。
◯ これからの社会課題解決へ
ゼブラ企業は、経済的利益と社会的責任を組み合わせることで、持続可能な未来への道を切り開いています。
これらの企業は、新しいビジネスモデルを通じて社会的・環境的課題に取り組むことで、世界をより良い場所に変えることを目指しています。日本でも、民間企業と行政の両方からの支援を受けながら、ゼブラ企業がさらに成長し、社会に貢献することが必要とされています。
社会課題解決は自治体だけ、民間企業だけ、NPOや市民団体だけではなくそれぞれが連携・共創しながら取り組んでいく必要がある。
さぁ、共創だ!
◯ 【岡崎市政への挑戦】ひるた浩一郎が岡崎市の新しい若きリーダーへ、意向表明の記者会見を実施(2023年10月6日)
岡崎市の新しい若きリーダーとして、岡崎市政へ挑戦します。
過去か、未来か、どちらをあなたは選びますか。
市長が変われば、市役所が変わる。
市役所が変われば、まちが変わる。
まちが変われば、未来が変わる。
岡崎市の未来をともにつくっていきましょう!
記者会見の動画や想いをまとめています。ぜひ、ご覧いただき、あなたの声を聴かせてください。