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「セコイア決戦」が終わったので【一生使えるCS道具箱】を再開します。
こんにちは。朝でも夜でも比留間です。経営管理・人員計画クラウド"Loglass"を開発・販売する株式会社ログラスのビジネス職8人目の社員で、2024年10月現在アカウントマネジメント部でカスタマーサクセスマネージャー(CSM)のスペシャリスト職として働いています。
前作「【一生使えるCS道具箱 3/x】サポートデスクBPO移管経験者が教えるカスタマーサクセス業務BPOのはじめ方~How編」を公開したのが、2024年1月10日だったので9カ月も筆を置いていました。
それはなぜか。
2024年7月31日にシリーズBとしてSequoia HeritageとALL STAR SAAS FUNDを共同リード投資家として70億円の資金調達を行いました。
しかし、決してラクな道のりではなく後述の「セコイア決戦」という戦略を実行していたからでした。
この投資ラウンドを進行させていた当時、ログラスは売上成長率の停滞という課題に直面していたそうです。計画では四半期ごとに売上を数十パーセント増加させる必要があるところ、同社は2四半期ほど成長率が低下する時期があったそうです。
この状況を打開するために、打ち出されたのが「セコイア決戦」でした。セコイア決戦の核心は、会社全体を「戦時」体制に移行させることでした。この取り組みでは、長期的な成長のための投資や活動を全面的に停止し、短期的な目標達成に全力を注ぐことが求められました。
note執筆も採用広報や候補者アトラクト、そして社内ナレッジにも利用できるアセット、長期的な成長のための活動でした。
そのため私は執筆を止め、お客様支援や契約更新(リニューアル)、アップセル活動に注力していました。
カスタマーサクセスコミュニティのなかで一定の反響を得ていたため、一時的に止めることに対して残念な気持ちは多少ありましたが、この大型の資金調達こそがプロダクト・サービス開発、採用など長期にレバレッジをかける最優先事項であるため、全社一丸となって進みました。
結果としてプレスリリースのかたちで上々の資金調達が完了し、現在は各部門ともリソース配分を戻しながら、お客様支援を続けています。
ログラスで2年半以上CSM、CSOpsを担い「セコイア決戦」期ではいわゆる"ハイタッチCSM"の役割に徹してきたなかでの学びや気付きをカスタマーサクセスコミュニティ、そして社内にも還元したいと思い、しばらく連続して記事公開していきます。
記事タイトル(ネタ)としてはすでに15記事くらいまでありますが、書いていきながら集約されたり、分割されるかもしれません。
「一生使えるCS道具箱」シリーズということで普遍性の高い書きぶりにしようと思いますが、私が直面した1ケースで有効だったことやtipsレベルのことも混ざるかもしれません。その時は明記しながら記事公開していきたいと思います。
書きたいことが山ほどあるので、毎週~隔週1記事のペースで公開していきたいです。締め切りドリブン、大事ですね。
それでは。
株式会社ログラス
比留間
Pics from Unsplash | Andrew Neel
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