祇園さんの龍穴、その妖艶さ
敬慕の念厚く、賑わい常の八坂神社さん。
八坂造に始まる歴史、ヘブル語ヤッサカーなど諸説彩られます。
ヘブライ語。それはアブラハム、イサク、ヤコブの血統、本来の古代イスラエルの民の話す言語ではない説も。
ヘブライとは、川の向こうの者。国を追われたカザールの民、テュルク系支配者層が、ユダヤ教、古代イスラエルに扶けを求め、続々と川の向こうに集まったことをいう説も。
祭神の佐美良姫と龍穴が陽炎のように重なり合って謎めきます。
祭神イナタ姫。
スサノウ神から寵愛され、八王子をもうけたといいます。
ヤマタノオロチ(氷川に結集した反体制勢力)退治の際は
佐久佐神社奥の院でツルメソの庇護を受けたり、
アマテル神の姉、ヒルコ神から八雲琴を教わったりと
エピソード万民知るところ。
輪郭も見えてきます。
祭神佐美良姫。魅惑的な神名。
その輪郭を見ることができません。
八坂神社さん本殿下の龍穴。
神泉苑さん法成就池に繋がるとも。
その京の地下の巨大水脈、貴船神社さんの龍穴にも繋がるのでは。
貴船神社ゆいのやしろに祀られるのは、イワナガ姫。
エピソード豊富な方。
因みに奈良、大和神社さん摂社に、丹生川上神社の元宮、水神、龍神の総本社とされる高靇神社さん鎮まるところも新泉町と仰います。
ヤマタノオロチ(反政府勢力)と化したマス姫モチコさん、コマス姫ハヤコさんのクラキネシスターズ。
アマテル神十二の后でありながら、スサノウさんとの密通などが発覚し、風紀を重んじたセオリツ姫ホノコ神によって中央から追放されるという憂き目に砂を噛んでいました。
その恨み辛みは憎悪の渦を巻き、ヤマタノオロチという躯体にまで膨れ上がっていきます。
ですが、結局のところは皮肉にも懇ろの関係にあったスサノウ神に退治されるわけです。
スサノウ神は、退治したそのハヤコさんの霊を連り天引のヤスカタ神として祀ったため、のちにイワナガ姫としてその姿を現わした。ともいわれます。
地下水脈のように彼女たちは繋がったのでしょうか。
クラキネシスターズの転生とも言われるイワナガ姫。
良いも良くないもいろんなエピソードをお持ちですね。
美人の妹と比較され、おかめだ、おたふくだ、何だのと。
そんなの私の知ったこっちゃないわい!
ふた心のニニギ神も扱いに困りお返しされた。
とか、いろいろありますが、その存在が先進過ぎてまわりを凌駕し、
数歩未来を行った半身半霊の生命体だったので、”醜い”ではなく、
見えにくい、”見にくい”姫君だったのでは。とする説も。
本当は肌も透き通る過ぎるほどの美しい姫だったと想像します。
時代が彼女に追いついていなかった。とも。
サクラウチ筋は美人筋。
セオリツ姫ホノコ神、ワカサクラ姫ハナコ神、コノハナサクヤ姫アシツ神。そしてイワナガ姫神。
地球はイワナガ姫の愛で護られているとも。
悪側の殆どを被り屋として引き受けたイワナガ姫。
姫を上の龍穴から見守るタカオカミ豊玉姫神。
こうなると、祇園さんの龍穴にはやはり、ホノコ神にぐつぐつと憎悪の念を煮えたぎらせ、氷川でオロチと化し、スサノウ神に退治された
モチサスラヒ、ハヤサスラヒ、モチコ姫&ハヤコ姫のクラキネシスターズ
お二人を佐美良姫として祀られているのではと想像してしまいます。
類推の域を出ませんが、
キサガイ姫、ウムギ姫もおふたりのことではと考えます。
明治に描かれたという青木繁氏・作、有名なおふたりの絵がありますが、その妖艶さはすべてを語っているような。
カンムスビ・ヤソキネ神の御子であるとか、
ヤソキネさんとシスターズが関係を持つ話などありますが、おふたりの親神クラキネ神をヤソキネ神に置き換えた暗喩ではと想像できます。
アマテル神の第一子、アメノホヒ・タナヒト神を産んだモチコ姫。
当然、第一子なのでタナヒトさんは皇位継承者。
ところがホノコ姫が現れるや自ら階段を降りてまで手を取ったというアマテル神。
第七代タカミムスビ・タカキネ神の命を受け、
使者として出雲へ送られたタナヒトさん。
帰ってこなかったので
第八子、ホノコ神の子オシホミミ・オシヒト神が皇位継承者に。
なんで! そらモチコ姫、おもしろくないですわな。
でもそのホヒさん、カシマ治ちの使者として出雲へ送られながら、
そのまま出雲側に付き、戻らなかったといいます。寝返りました。
天使は、オシヒトさんに微笑んだようです。
アメノホヒ・タナヒトさんはその後、杵築宮初代宮司となられたといいますから、大社には、母、叔母ともお祀りされているのでしょう。
モチコ姫もハヤコ姫も元々お美しい方々のはず。
アマテル神十二后のおふたりですから。
ハヤコ姫はイトウの三つ子姫、のちの宗像三女神のお母さんですしね。
母とウサ宮(大分県北部)にいた三つ子姫。
育児放棄し、反政府勢力の集結するヒカハへ逃亡を謀った母、ハヤコ姫。
放置された三姉妹を不憫に思ったセオリツ姫ホノコ神。
ホノコ神の命を受け、宗像のトヨ姫アヤコさんが三姉妹を養育することに。
アヤコさんの献身的な子育てなどもあって、いつしか彼女たちを宗像三姫、後世、宗像三女神と呼ぶようになったのでしょうね。
末っ子、イチキシマ姫タナコさんは破瓜期を過ぎた頃、
母の過去の経緯を知り、心の整理をつけるため、
暫しさすらいの旅に出たそうです。
この旅で高次へ往き来し、神に近づいたのかもしれません。
ご高承の通り、彼女は令和の今以てなお、市杵島姫として広く敬愛され続けます。
何らかの契機、タイトロープに吹くちょっとした風ひとつで善にも悪にもころがる。気づかぬ間に憎悪に生き、邪念を助長させ、根を張り巡らせる。
一方で、禊の風が吹けば、やがて根は枯れ、改心できれば善側に戻ってこられる。そんな二姫の教えですかね。
のち、モチコ姫ハヤコ姫は、セオリツ姫ホノコ神の御心により、ホノコ神への怨念を溶解。改心し、祓戸四神ハヤサスラヒメ神として神上がった模様。
ホノコ神の御心は恢々とし、その慈悲は宇宙よりも深いですね。
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