7-7 日本ビール検定 2級予想問題集7 問31~35
ビール🍺を詳しく知って、より美味しく楽しむために。
また年2回実施される日本ビール検定(びあけん)対策として。
力試しの予想問題集を作成しました。
ビールのことをもっと詳しく知りたくなったらマガジン「美味しいビール、こちらにご用意しています」をぜひご覧ください。
2級予想問題集7 問31~35
問31 パイントグラス
パイントグラスには上部にふくらみを持つものがあります。その誤った役割を次の選択肢から選べ。
a. 縁が欠けるのを防ぐ
b. グラスがはまりこむのを防ぐ
c. 泡立ちを良くするため
d. 持ちやすくするため
問32 開拓使麦酒醸造所
1886(明治19)年、新設された北海道庁が本土資本の流入を奨励する目的等で民間企業に払い下げられた。払い下げを受けた企業名を次の選択肢から選べ。
a. 大日本麦酒
b. 札幌麦酒会社
c. 大阪麦酒会社
d. 大倉組
問33 ビールの製造工程
記号1~5はビールの製造工程を示しているが、正しい順序で並んでいる選択肢を選べ。
1.仕込工程
2.パッケージング工程
3.発酵・貯蔵工程
4.製麦工程
5.ろ過工程
a. 4→3→5→1→2
b. 4→1→3→5→2
c. 1→4→3→5→2
d. 1→3→5→4→2
問34 酒税法の酒類
酒税法では製造方法や性状等により、酒類を4つに分類している。発泡酒が含まれる分類を次の選択肢から選べ。
a. 発泡性酒類
b. 醸造酒類
c. 蒸留酒類
d. 混成酒類
問35 ビアスタイル
ライ麦麦芽を 30%以上使用して作られるドイツ発祥のエールビールのビアスタイル名称はどれか。次の選択肢から選べ。
a. ロッゲン
b. セッション
c. ランビック
d. スコッチエール
2級予想問題集7 解答および解説 問31~35
問31 パイントグラス
解答:c. 泡立ちを良くするため
上部にふくらみのあるパイントグラスは、イギリスのパブなどで最も一般的に見られます。このグラスは「ノニック」と呼ばれ no nick(=欠け無し)から由来していて、縁が欠けるのを防ぐ役割があります。b と d の機能も持っています。c の役割は無いため、c が正解となります。
問32 開拓使麦酒醸造所
解答:d. 大倉組
実業家 大倉喜八郎が経営する大倉組が払い下げを受けました。翌年の 1887(明治20)年に大倉組から渋沢栄一らが譲り受けて設立したのが b. 札幌麦酒会社です。その後、 1893(明治26)年に札幌麦酒株式会社に改称して、1906(明治39)年に、日本麦酒と c. 大阪麦酒会社と札幌麦酒の3社合併で a. 大日本麦酒が誕生しました。
問33 ビールの製造工程
解答:b. 4→1→3→5→2
製麦工程を4番目にしたのと、選択肢では4.製麦工程と1.仕込工程を先頭にするなど、注意深く確認する設問としました。かなり意地の悪い設問でした。すみませんでした。
問34 酒税法の酒類
解答:a. 発泡性酒類
酒税法の分類で a. 発泡性酒類には「ビール」「発泡酒」「その他の発泡性酒類」(チューハイなど)の3つがあります。新ジャンルと呼ばれるビールテイスト飲料は、2020年10月以降は「その他の発泡性酒類」ですが、2023年10月以降は「発泡酒」に変わります。
問35 ビアスタイル
解答:a. ロッゲン
ライ麦麦芽を 30%以上使用して作られるビールを「ライビール」や「ロッゲン」と呼ばれます。ビールの品質向上と食糧難から小麦とライ麦の確保する目的として 1516年に出されたビール純粋令により約500年間、ドイツで作れなくなったビアスタイルです。