4-7 国内主要ビールメーカーの系譜図
1869(明治2)年にジャパン(・ヨコハマ)・ブルワリーが設立されてから約150年間が経っている国内ビール事業ですが、現在は主要5社(アサヒ、オリオン、キリン、サッポロ、サントリー ※50音順)が、時代に翻弄されながら紆余曲折を経て、私たちの喉を潤し続けています。
日本ビール検定の公式テキストに、詳しく書かれた各社の「日本史年表」はあるのですが、紙面やデザインの都合もあって、私にはちょっと分かりにくかったので、オリジナルで国内各社の系譜図を作成しました。カテゴリー毎に分けてみると、各社の特長が際立ってイメージしやすくなりました。
Category 1から4の画像は、左から順に横につなげるイメージでご覧ください。各画像の上が約150年前の頃を示していて、画像下に向かって時間が流れていきます。追加情報として、有名なビールブランドの発売時期や、Point 1~20で時代背景や周辺情報も記載しています。
画像をクリックすれば大きな画像で表示されます。読みにくい場合は拡大(PCは Ctrl++、スマホはピンチアウト)を試してください。ご自分でこの系譜図を編集されたい場合は、ぜひ記事のご購入をお願いします😆🍺
全体系譜図
(2023/8/21 追加しました)
Category 1~4に分けて公開していましたが、これらを統合しつつ、時系列をより正確にまとめた全体系譜図を公開します。かなり大きいので、ぜひ画像をダウンロードして確認してください。
Category 1.麒麟麦酒
1869(明治2)年以降、現在の神奈川県横浜市中区山手町を中心に外国人経営者が主体となって、日本にビールメーカーが作られ始めました。その源流はキリンビールが受け継いでいます。
同時期に大阪では、日本人経営者による日本初のビールメーカーとして渋谷ビールが設立されました。
Category 2.サッポロビール・アサヒビール
日本を豊かにするため、ビールの海外輸出を視野に入れた大規模で本格的な国産ビール製造を目指して、偉大な日本人経営者たちが努力を重ねた歴史が、サッポロビールとアサヒビールの根底にあります。
買収や合併を何回も積み重ねたのに、最後に2分割されるというのは、なんとも言えない皮肉さを感じさせます。
Category 3&4.サントリーとオリオンビール
サントリーとオリオンビールは戦後、ビール事業へ本格的に参入した後発メーカーと言えます。それぞれの理想は異なるでしょうが、既存の3社とは異なるアプローチで国産ビールを盛り上げてくれる存在です。
サントリーや宝酒造は、ビール事業の経営の難しさや厳しさも垣間見せています。
その他の追加情報について
Point1~20 は、私があちこちの情報を寄せ集めて、独自にまとめたものです。ミスがあったら申し訳ないです。これらには多少趣味も入っています。個人的に最も気に入っているのは Category 2の Point 11 や 14 にある有名な清涼飲料水や健康食品にも、ビールメーカーは行っていた点です。
これらの追加情報は、系譜図を覚える際の起点としての役割があります。私は追加情報を加えることで覚えやすくなりました。それともしかしたら、びあけんで出題されるかもしれないので記載しました。
これらの系譜図を振り返ってみると、元々、オリオンは独特な成り立ちだったイメージを持っていましたが、他のビールメーカーは似たり寄ったりだと思っていました。ですが、それは完全な思い違いでしたね。各社には、それぞれの理想があって、いろんな苦難を乗り越えながら今日、美味しいビールを安定的に供給してくれています。暮らしを豊かにしてくれています。本当に感謝です。
系譜図のダウンロード
このページ上では画像が見ずらいという方向けに、全体系譜図と Category 1から4の画像3点(PNG形式)をダウンロードできるよう圧縮ファイルを公開します。note の仕様で画像ファイルを直接ダウンロードできるようにできなかったので、ご了承ください。
この記事をご購入いただくと、この下から系譜図ファイルがダウンロードできます。Excel ファイル形式です。画像ダウンロードに含まれている全体系譜図と Category 1から4までの画像とまったく同じ内容となっています。編集可能な状態ですので、好みに合わせてメモなど追加、編集して知識の整理に役立ててください。
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