7-13 日本ビール検定 2級予想問題集13 問61~65
ビール🍺を詳しく知って、より美味しく楽しむために。
また年2回実施される日本ビール検定(びあけん)対策として。
力試しの予想問題集を作成しました。
ビールのことをもっと詳しく知りたくなったらマガジン「美味しいビール、こちらにご用意しています」をぜひご覧ください。
2級予想問題集13 問61~65
問61 ケルシュの飲み方
ドイツのケルン地方で伝統的なビアスタイルのケルシュは、現地の店舗で注文されるとウェイターにお代わりを注文せずとも次々にビールの入ったグラスと交換していくという、日本のわんこそばのようなシステムを取っているが、あるサインをすると交換が止まる。そのサインを次の選択肢から選べ。
a. グラスを逆さまにする
b. グラスをテーブルから降ろす
c. グラスに蓋をするようにコースターを乗せる
d. グラスにビールを半分以上、残したままにする
問62 ビールの始まり
紀元前 3000年頃、メソポタミアのシュメール人により、ビールの歴史は 5000年と言われるようになった出来事があったが、それを次の選択肢から選べ。
a. ビール醸造が発明された
b. ビール醸造の原料に麦芽が決まった
c. ビール醸造に必要な酵母が発見された
d. ビール醸造に関する記録が残された
問63 びんビールの流通に使われる箱
びんビールの流通に使用されるプラスチック製の黄色い箱は、大びんと中びん用は各 20本入り、小びん用は 30本入りだが、この箱のことを業界で何と呼ぶか。次の選択肢から選べ。
a. 桟箱(さんばこ)
b. B箱(びーばこ)
c. E箱(いーばこ)
d. P箱(ぴーばこ)
問64 ビールの原料 麦芽
ビールの原料には、大麦をそのまま使うのではなく、大麦を発芽と焙煎させた麦芽が使われるが、その理由を次の選択肢から選べ。
a. デンプンやタンパク質を分解する酵素を生成するため
b. ビールを澄んだ液体にするため
c. 糖を分解してアルコールと炭酸ガスを発生させるため
d. 不快な匂いを抑制するため
問65 発祥国不明なビアスタイル
ビールの歴史は長いため、今となっては発祥国が分からないビアスタイルがあります。選択肢の中から発祥国不明のビアスタイルを選べ。
a. スコッチエール
b. セッションビール
c. チョコレートビール
d. スペシャルビール
2級予想問題集13 解答および解説 問61~65
問61 ケルシュの飲み方
解答:c. グラスに蓋をするようにコースターを乗せる
ウェイターがシュタンゲ(ドイツ語で棒の意味)グラス(200ml)に入れたケルシュをクランツと呼ばれる手揚げ型のお盆に乗せて、ホールを回って空になったグラスを見つけると、新しいビール入りのグラスと交換していきます。交換の度にコースターに線が引かれて、それが伝票代わりになります。
問62 ビールの始まり
解答:d. ビール醸造に関する記録が残された
紀元前 3,000年頃、粘土板にくさび型文字で、ビール醸造に関する最古の記録が残されました。この出来事により、ビールの歴史は 5,000年と言われています。
問63 びんビールの流通に使われる箱
解答:d. P箱(ぴーばこ)
流通時にビールびんを入れた箱は、それまで桟箱(さんばこ)と呼ばれた木製の箱が使われていましたが、日本では 1965(昭和40)年にプラスチック製の P箱を麒麟麦酒が最初に導入しました。桟箱に比べて多くのメリットがあると物流面で合理化が大きく進みました。
問64 ビールの原料 麦芽
解答:a. デンプンやタンパク質を分解する酵素を生成するため
大麦を麦芽する主な目的は、大麦種子中のデンプンとタンパク質を、糖とアミノ酸に分解するための酵素を生成させるためです。その後、焙煎することで発芽した麦芽の成長を止めて、ビール独特の色や香りの成分を作ります。
問65 発祥国不明なビアスタイル
解答:c. チョコレートビール
c. チョコレートビールは、ダークチョコレートまたはココアを感じさせる甘い香りが漂うビアスタイルです。a. スコッチエールは、イギリス・アイルランド発祥、b. セッションビールはアメリカ発祥、d. スペシャルビールはベルギー発祥です。