【短歌】秋の詰め合わせ
彼岸花
通りすがりの
あなたへと
モグラが「はいッ!」と
渡す花束
秋の香を
深く吸い込み
溜め込むは
甘い吐息に
使うためなり
思い出は
金木犀の
枝を差し
ひねれば開く
鼻が鍵穴
渋柿を
投げ過ぎた猿
肘壊し
ドラフトの日の
胴上げ想う
そのさまに
葉っぱも色を
失って
モズのくぎ付け
モズにくぎ付け
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彼岸花
通りすがりの
あなたへと
モグラが「はいッ!」と
渡す花束
秋の香を
深く吸い込み
溜め込むは
甘い吐息に
使うためなり
思い出は
金木犀の
枝を差し
ひねれば開く
鼻が鍵穴
渋柿を
投げ過ぎた猿
肘壊し
ドラフトの日の
胴上げ想う
そのさまに
葉っぱも色を
失って
モズのくぎ付け
モズにくぎ付け
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