爆発は当たり前?元研究者の実験失敗例から学ぶ教訓(しくじり先生⁉)
僕は理系出身です。
化学系の大学に進学し、大学院(修士課程2年)へ行って、洗剤や化粧品を扱うメーカーに勤めていました。
傍ら、自主的にマーケティングの勉強や仕事をしたり、副業でデザイン関連の仕事をしておりましたが(←今はこれらがメイン)、当時の本業のメインの仕事は研究。
実験三昧でした。
そこで、大学~会社員時代に経験した数々の失敗の中から、業種問わず、仕事に役立てるような失敗談を披露したいと思います。
思い出に残るベスト3の発表です。
失敗エピソード①:白い液体がカルピスに見えてくる
圧倒的睡眠不足!
これしかなかったです。
乳白色の液体をフラスコに入れて、振って、眺めていると、何だか飲み物に見えてきました。
というか、もう、カルピスにしか見えません。
「少し頭がぼーっとする。そういえば、ちゃんと昼休憩もしてなかったな・・・。ちょっとノドが渇いてきた・・・。ゴクリっ。」
「・・・・・・・・・って、アカーんっ!」
<教訓>
どんなに忙しくても、睡眠は取りましょう。
いいコンディションであれば、寝て遅れた分も、巻き返せます。
それから、カラダに悪いものは、摂取してはいけません。
失敗エピソード②:液体を混ぜて小爆発させる
研究に失敗はつきもの。
というよりは、失敗ばかりです。
どんな失敗をするのかも、ある程度、想定していますが、予想外のことは絶対に起きます。
ある日の実験。
「コレとコレを混ぜて・・・。」
フラスコを振って混ぜ混ぜしてると・・・。
「ボンッッッ!!!」
「ぬあっ!!!」
怪我しなくて、良かった~。。。
研究は、仮説→検証→考察の繰り返しです。
これって、マーケティングやどの仕事においても、当てはまりますよね?
むしろ、ちゃんとこのサイクルをしている人ほど、結果を出している気はします。
特に理系の人は、このサイクルに慣れていると思います。
これにプラスして、
失敗するなら、どんなことが起こるのか?
失敗した場合、次はどうするかまで、シナリオを立てます。
ここまで考えている人、多くはいないのでは?
<教訓>
上手くいかないパターンも想定して、準備しておく。
ただし、悪いことを考えてネガティブにならず、そうなった場合の対策まで考えておくのがベスト!
それでも、予想外のことは起きると、心に余裕は持っておく。
失敗エピソード③:加齢臭の原液を髪に付ける
体臭や生活臭の研究をしていたときの話。
対象となる、においを再現して、それを消臭する液体を研究開発していました。
▼良かった点
食べ物の匂いを作り出すときは、実際に、お肉を焼いたりして、実験後に美味しくいただきました。
▼悪かった点
基本的には悪臭が対象なので、その時期は毎日、朝から晩まで、くさい臭いを嗅いでいました。
「吐き気を催す邪悪」って感じ。
▼鼻が取れた日
・・・その日は訪れました。
加齢臭、いわゆる、オヤジ臭ってやつですね。
この臭いの元は「ノネナール」という物質で、その原液を扱って実験していました。
もちろん、細心の注意を払って・・・。
Warning!
WARNING!!
トラブル発生!!!
その原液が自分の髪の毛についてしまい・・・しまい・・・しまいました。
「ぉぉぉぉ~、くさい~~~~~~!!!!!!」
焦って、洗っても、すぐ臭いが落ちない。。。
人から臭う加齢臭は臭いと言っても、所詮は低濃度、薄い状態。
原液100%の濃度には勝てません!!!
夜遅くの電車で、加齢臭をまき散らしながら、帰路についたのでした。
<教訓>
仕事の環境において、におい・香りは大事です!
悪臭はパフォーマンスに悪影響を及ぼします。
無臭、もしくは、微香で快適な仕事環境づくりを心掛けましょう。
失敗してナンボ
ほとんどの人は天才ではないので、どれだけ次につなげられる失敗を多くするかですよね。
おもしろエピソードであればあるほど、なお良し!
僕の場合、研究時代にやらかした経験は、今のビジネス、マーケティングの戦略設計に大いに活かしています。
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