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【福建の旅】泉州

福建の旅の二つ目の目標は泉州でした。

この街は元の時代、世界最大の貿易港として栄えていましたが、その反動で明の時代は海外貿易を禁止され、貿易港としては一旦衰退するという経過を辿っています。清の時代になると、福建最大の貿易港は廈門に移ってしまい、泉州の栄光は過去のものになってしまいます。
一方、台湾への移民は閩南と呼ばれるこの泉州と漳州を主体としています。その視点から見ると、台湾人の直接のルーツはまさにこの街にあると言えます。

このような歴史を持っている街なので、歴史的な観光資源には事欠きませんでした。お寺や廟、海外交通博物館や閩南縁博物館など。
個人的に興味深かったのは、東南アジアや台湾各地の華僑で見られるショップハウスをここでも見れたことです。泉州は華僑の故郷とも言われていることから、この建物の形式のルーツはここにあるのだと考えています。

街の様子

この街も緑が豊かです。

伝統的建物

尖塔とお寺が立派です。
馬祖の像
この大きさは新しい建物なのでしょう。
運河の上も緑に覆われています。
開元寺の宝塔
明の時代の思想家、李卓吾の彫像です。

博物館

華僑博物館
閩台縁博物館
開元寺
泉州天后宮
ショップハウスの立ち並ぶ街並み
巨大なガジュマル
馬祖の像
ジャンク船の模型
泉州海外交通史博物館
泉州をザイトンとして紹介したイヴン・バトゥータの像



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