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電気料金が高い?

函館市に住むようになって2年になりました。過去2年間の電気料金と電力使用量を調べてみました。使用量が少ないので、基本料金なしのおてがる電気を利用しています。

夏季はエアコン、冬季はコタツ+ガス暖房です。燃料費の高騰は電気料金に大きな影響を与えました。また、今夏は蒸し暑い日が多く、電力使用量が増加しています。リモートワーク手当では足りない夏です。

夏は2年前に比べて2.4倍の電力使用量

電力使用量は、関東に住んでいた時も、月あたり200kWhを越えることは稀でした。150kWhを超えたら、今月は使ったなぁと思っていました。

今年8月の電力使用量は、函館に住み始めた2年前の9月に比べて、2.4倍になっています。猛暑のために函館でもエアコンを毎日使い続けたせいです。2023年は特別な夏かもしれません。

冬は、開放廊下になっても変化なし

理事長が6年ほど前に共用廊下に違法に窓を付けて内廊下に改築していたせいで、2022年10月から開放廊下になり、玄関扉から冷気が入りやすくなっていました。また、函館は例年に比べて厳しい冬でした。

悪い条件が重なりましたが、冬季(2022年1月と2023年1月頃)の電力使用量には大きな変化はありません。

なお、冬の主力暖房であるガスの料金は増加していますが、利用量はむしろ減っています。特別にガスを節約したつもりはありませんが、無意識に節約していたようです。

電気料金の内訳

2023年2月から政府の補助が入ってきましたので、見かけ上電気料金が落ち着いてきたように見えています。この補助がなくなったら、2割以上支払額が増えるのでしょうね。

電気料金の内訳を見ると、燃料費調整額が大きくなるのは仕方ないとして、市場電源調達調整費が電気料金全体の39%を占める月があります。電力市場のあり方を考えさせられた時期でもありました。

これから

共用廊下を開放廊下にしたことにより、玄関扉に付いた水滴が凍ったりしていましたので、電気代やガス代に影響があると思っていましたが、直近1年間の電気料金とガス料金からは、まったく影響がないことが分かりました。うれしいような悔しいようなです。

市場電源調達調整費は、エネルギー価格を市場に任せているために生じたものです。これはプラスの効果もマイナスの効果もあり得ますが、今の日本では、発電能力を持つ電力会社を温存し市場を独占させるためのツールになっています。電力の自由化が多くの国民の便益のために機能するように進化させる必要性があります。

個人でできることは省エネに気を付けて暮らすこととエネルギーを作る機会を見逃さないことくらいですが、一人ひとりが過去を冷静に評価して未来の人々のためにも社会をデザインする態度を持ちましょう。


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