実行力👣
実行力 橋本徹さんの著書を読んだのでそこからシェアさせていただきます。
この本は"政治"と"組織マネジメント"について橋本さんが大阪府知事と大阪市長時代にやっていたリーダーとしてのあり方を書かかれている本です。
会社とは違う役所というところで、毎日のように難しい案件に判断を下して実行して行かなければならない中で、どんな考え方で進めていったかなど学びになりました。
●信頼関係は仕事で作る
当時38歳で出馬し、大阪府知事に当選した橋本さん。組織中では年齢が低く、それぞれの部署のリーダー達は全然橋本さんよりも年上であり、敵ばかりだったそうです。
大阪変えるために動き出すには信頼関係は信用不可欠です。
橋本さん自身、宴会や飲みの席はあまり得意ではなく自分の周りには中々人が集まらないと仰ってました。
トップとして信頼得るためには"仕事をやり遂げる"という信頼を得る行動をしていたそうです。
ここで言う信頼関係は仕事においてこの人はやり遂げられる人か、それができない人か。
ここにあると仰っていました。
そして、部下に対して徹底して丁寧に接していたそうです。
●リーダーの仕事
1.部下が気づいていない課題を見つけること
2.部下ができないことを実行すること
細かいことに指示を出すのではなく、指針を示したり、軌道修正や最終的な判断を委ねてもらうようにすることです。
●問題解決
毎日ように判断が難しい案件が上がってきます。
議論する際は必ず反対派の人を近くに置き、徹底的に話し合ったそうです。
そのために問題に対してひたすら読書や勉強していたといいます。
一つ問題に対して何冊も何冊も読み、客観的な視点を忘れずに問題解決に努めていたそうです。
リーダー読書は専門的なものではなく、大枠や何が問題だったかを見極める力と幅広い知識を得る必要があると仰っていました。
●自分の判断基準
100%の解なんてもちろん出しきれません。
だれもが決められない問題を決めることが役割です。
リーダーがやるべきことは決断し、責任を持つことなのです。
以下、橋本さんの当時の判断基準です。
やるか、やらないかとなれば、やる。
大胆なものか、まずは第一歩的なものかとなれば、大胆なもの。
これまでのやり方か、新しいやり方かとなれば、新しいやり方。
現状維持か、変革かとなれば、変革。
調和的なものか、波風を立てるものかとなれば、波風を立てるもの。
体裁を気にするか、気にしないかとなれば、気にしない。
対症療法的なものか、抜本的なものかとなれば、抜本的なもの。
目の前の利益か、長期的な利益かとなれば、長期的な利益。
特定の者の利益か、万人の利益かとなれば、万人の利益。
現役世代の利益か、高齢者の利益かとなれば、現役世代の利益。
現役世代の利益か、次世代の利益かつなれば、次世代の利益。