【事件と詩】高階秀爾のご逝去
僕が西洋美術史を学ぼうと考えたきっかけの半分は高階さんの本によるのではないか。彼がルネッサンス以降の西洋美術を現代と繋いでくれたから、僕らもそれを流れとして理解した。影響力があった。高校の頃アメリカの抽象表現主義のことなどあまり知らなかったな。洋書は高くてしかも読みこなせなかったから。彼の発信が近現代のほとんど全てだった。良し悪しは別として価値を決めることが許された存在だった。ご冥福を祈ります。
あなたが
ポンピドゥや近美にいてくれたことが
僕の今をかたちづくっている
血のつながりならぬ
知のつながり
情報はウイルス
感染し病にたおれ
一部は進化する
バルテュスを
知るか知らぬか
デュシャンを
知るか知らぬか
俺にとっては
大問題だ
あなたが
死んだことも
かいしゃくは
かみのことば
おそれずに
せかいをかえよう
みえないものをみせてみろ
Takashina Shuji's affiliation with the Centre Georges Pompidou and the Museum of Modern Art has shaped my thoughts and actions.
We are not connected by blood, but by intellect.
Information is a virus.
We are infected by information, we mutate and a certain percentage evolve.
To know or not to know Mr Balthus is as big a problem for me as to know or not to know Duchamp. Your death is also a big problem for me.
interpretation is God's word.
don't be afraid
to change the world.
please show me
what we can't see.