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生死感:死ぬとどうなるの?
幼い頃、お墓参りの最中に、母に質問したことがある。
「死ぬとどうなるの?」
母は「何もなくなっちゃうんだよ」と答えてくれた。
しかし、私にはどうしても「何もなくなる」という事が信じられなかった。
水は何もなくなったように見えて水蒸気にはなるし
紙も萌えたら灰になる。
勿論、その時の会話は、物理的な意味ではなく、魂の意味での話だった。
それすら「何もなくなる」という事はあるだろうか?
「何もなくなるという感覚すら無くなる……?」
その事が幼い私には想像できなかった。
想像をするという事自体が「何かある」事だからだ。
人間の想像力においては、死に疑問を持った者に答えようとすると
宗教的な回答になってくるだろう。
いわゆる天国や地獄や冥土あって、
人は死ぬと意識を持ったままそこに行く。
そして、その後またこの世に戻る輪廻転生もあるかもしれない。
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……だが、本当のところはどうなってしまうのだろうか?
さて、突然だが、私がある日見た夢の話しをさせて頂く。
ある日私は死んだ。そして、エネルギーに変わっていた。
意識はあるが逆らえず、流れに身を任せざるを得ない。
そして上昇する。
すると似たエネルギーのものたちと共に流れに乗る。
流れに乗って空を川のように流れていく。
そしてゆっくりとエネルギーの集合の意識に飲まれていく
というか「一体化していく。」
そして「私という意識」は消滅していく。
……と、感じるともに目が覚めた。
宗教なき、想像力無き死とは、
それらの範疇を超えた次元の話になってくる。
その夢のあとに私は思った。
私達の魂は、意識は、物理的観点からみると、
ある種のエネルギーに変わるのだろうか?
そう、水が水蒸気に変わるかのように。
……私達は死んだらどうなるのだろう?
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ちなみに、私は宗教に対して否定的ではない、
そして、日本によくいる、ゆるい系の仏教徒だと思う。
私は、死をおそれないよう、生者と死に行く者ののためにも創造されたのが宗教だと個人的に思っている。もちろん、他にも要素は色々あるが。
ただ、宗教的な夢もよく見るからか、
それらは人間に必要かもしれないと思っているスタンスだ。