ウスダヒロ

ゲーム会社の3DCGデザイナーから2006年に独立転職したフリーランスイラストレーター…

ウスダヒロ

ゲーム会社の3DCGデザイナーから2006年に独立転職したフリーランスイラストレーターです。 『Perfect World -完美世界-』メインビジュアルなど/カードファイト!!ヴァンガード/WIXROSS/三国志大戦TCG/エレニア記/タムール記/松浦純菜シリーズ/

最近の記事

ワーカホリックの7年間

200X年、深夜0時。六本木ヒルズのエスカレーターを毎日のようにシンデレラのように焦りながら小走りに駆け下りる一人の女。だが、彼女はシンデレラではなかった。「終電がきちゃう!」シンデルような目。そう、彼女はヒルズのオフィスに勤務する所謂社畜であった。もしかして社畜という言葉はふさわしくないかもしれない。仕事中毒者、ワーカホリック、呼び名は色々あるが、彼女は人生を仕事に捧げていたのだ。女の名前はウスダヒロ。大手ゲーム会社勤務のゲームグラフィックデザイナーだ。 ある日の0時は国

    • 生死感:死ぬとどうなるの?

      幼い頃、お墓参りの最中に、母に質問したことがある。 「死ぬとどうなるの?」 母は「何もなくなっちゃうんだよ」と答えてくれた。 しかし、私にはどうしても「何もなくなる」という事が信じられなかった。 水は何もなくなったように見えて水蒸気にはなるし 紙も萌えたら灰になる。 勿論、その時の会話は、物理的な意味ではなく、魂の意味での話だった。 それすら「何もなくなる」という事はあるだろうか? 「何もなくなるという感覚すら無くなる……?」 その事が幼い私には想像できなかった。

      • 死に関して考えたら生きやすくなった話

        私は、昔から死を感じさせる場所やモチーフに ある種の安心感を感じてきた。 墓や寺に行けば安心し、モルグの静謐なるイメージは 私達が、必ず死へと向かう事を証明してくれると感じた。 それは何故か、私に静かで穏やかな気持ちを与えてくれた。 20年ほど前、私は 「時は緩慢なる死へと私を誘う。」という言葉とともに 自分のサイトに自分の描いた絵を掲載した事があった。 すると、その絵とその言葉にファンがついた。 ファンメールが来て、そこに 「あなたの絵と文書を見て本当に救われました

        • Live2D、サクサク簡単だった💕のこと

          Live2Dをダウンロードして42日間あるトライアル1日目(の余暇時間で) もう私の自作Vtuberアバターが創れちゃいました💕 みなさん!このソフト、チュートリアルが充実しているので 私でも簡単に制作できましたよ! 難しいかな?手間がかかるかな?とちょっと敬遠していたのですが 触ってみたらサクサク作れました! 差分もテクスチャ更新などの設定をしてすぐ創れました! トライアル期間はまだまだあります。 皆様も良かったら是非💕 自分の絵が動く感動も味わえて、すごくお勧め

        ワーカホリックの7年間

          わたしは諦めたかった。

          私は28歳の頃 恐らく会社員時の働きすぎとストレスが引き金となって 一生治らない精神病になってしまった。 7年くらい毎日終電帰りが基本だったが、その話は今は置いておく。 とにかくなってしまった精神病。 症状もひどく、精神がリアルのこの世界にいられなくなってしまった。 さらに発症当時は強い薬を投与され、 その効果で寝たきりになったが、現実世界に帰還した私は 「人生終わりか…ここまでか…。」と苦悩した。這いずって机に向かい仕事をしてみたが、当然のごとく クライアント様の満足

          わたしは諦めたかった。