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ミラフォトフェスの2大サロンフォトバトルでsどうしてこうなった?ってなった件 -しんやとよーへい vs DopeZine-

こんばんは。全国4000万人の私のTwitterのフォロワーの方、そのズッ友でーす、ズッ友、ズッ友なhirotographerです。

さて私事ではございますが、去る12月26日-27日に行われたミラフォトフェスの中の1イベント、

ガチンコフォトバトル!
しんやとよーへい VS   DopeZine

にDopeZine側の選抜メンバーとして出展しました。↓これ↓

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この記事を書き始めた12/10時点では、どんな写真で挑むべきか不安のあまり両の目から血尿が流れ出てくるような心境であったことを告白いたします。

ノミネートされた他のDopeZineメンバーを見渡すとほぼ万フォロインフル(注※フォロワー1万以上のインフルエンサー)しかいません。野獣たちの檻に放り込まれた草食動物どころか、その餌の干し草のような心境です。ほんと草、いや草超えてもはやパンパ。

フォトバトルの内容について

ちなみにこのイベントを簡単にご説明すると
両サロンから18名ずつ総勢36名が選出され、ポートレート、風景、スナップ、組写真(ジャンルは問わず)という4部門に分かれ、写真という媒体を用いてリアルに、時にバーチャルに殴り合い、参加者投票による判定により勝敗をつけるという血で血を洗うファイトクラブとなっておりました。

当の私がノミネートされた部門は「組写真」、読者のみなさまはお分かりかと思いますが、ジャンルレギュレーションのない分、階級なし、場外乱闘・凶器・背面からの攻撃ありありの最も荒んだ戦いの舞台です。世紀末ゥ!!

さて、4枚を「組む」ことで1枚ではなしえない表現にたどり着くことが、いわば組み写真の至上命題。1枚だけ突出してよくてもバランスや4枚合わせての掛け算的な要素がなければ「組」としては意味をなさない。そんな難しさを備えた部門です。
・・・まぁ、早い話がTwitterです(台無し

組写真の部の他のDopeZineメンバーはしふぉんさん @shiifoncake、宵月さん @__yoii_to、という写真好きなら誰しも一度はSNSで目にしたことがあるであろうビッグネームたち。ワイのかませ犬感がハンパないのが一目でご理解いただけるかと思います。

フォロワー数の差をあえてドラゴンボールに例えるなら、フリーザ一味に抵抗虚しく惨殺されるナメック星の名も無き若者が私(戦闘力3000)、そのフリーザ一味を軽くいなすナメック星到着時の孫悟空(戦闘力4~60000)がこのお二人、文字通り桁が違います。わかりやすいですね!(白眼

そういうわけで、なんだ・・・その・・・ツイッタランドのみんな、オラに元気といいねを分けてくれ!!

リサーチ&デストロイ!!

さて戦うとなれば、まずは敵の分析です。
孫子が「敵を知り己を知れば百戦殆からず」と言ってますよとGoogle先生が聞いてもいないのに教えてくれたので、早速「しんやとよーへい」についてストーカーよろしく調べ上げてみました。どうやら彼らは月イチで「今月のベストフォト」なるサロン内コンテストを実施しているようです。
私の推理が正しければ、このベストフォトメンバーから対決メンバーが選出されるはず!!見た目は大人、頭脳は子供、そんな私の名推理が冴えわたります。このベストフォトをチェックすることで、まずは敵のお手並み拝見といきましょうか。発見できた場合、腕時計型麻酔銃でずっと眠らせておくという選択肢もあります。

・・・(そっとnoteを検索する私)

・・・え?

・・・は?

・・・おやおやーー?

あははははははは・・・はは・・・ははは・・・ハハ・・・


・・・ご存知のとおり、敵前逃亡は死罪です(震え声
そこを何とか流罪で許してくれないかな?そろそろ奄美大島とか流れ着いてみたいな?などと思いながら、これ以上見ると健全な精神の維持によろしくないので、ブラウザをそっと叩き閉じたことは言うまでもありません。なんだよ、上手すぎかよ!

先ほどのリサーチにより焦げ付いた私の脳細胞は「よし!こうなったら『しんやとよーへい』に入ってしまおう!!」と100分の1秒で考え、次の100分の3秒ほどですぐに絶望すると、しゅうしゅうと音を立てながらシナプスの繋がりを焼き切りつつ100万個ぐらい死んでいきました。

向き合う(=生きる)

ズマリットの前玉のように、傷つき今にも砕け散りそうな心を支えてくれたのが写真のキュレーターもやっている友人の言葉でした。
どうすべきか悩んでいる時期に彼とは久々に飲んだのですが、「自分の写真をたくさんみたほうがよいよ。撮る時間よりも自分の写真と向き合う時間を作った方がいい。」と言ってくれたのです。

そして、そこから自分の写真と向き合うという地獄が始まりました。

「なぜこの構図で・・・」
「なぜもっと寄りを・・・」
「なぜもっと美しく・・・」
「なぜこのフレーミングで・・・」
「なぜ他にないの?」

そんな自問自答を繰り返す日々。トヨタ式に「なぜ」を5回繰り返したのですが、一向に解決に向かう気配がありません。カイゼンしない。摩訶不思議。
こうやって2019年、2020年に撮った写真たち約6万枚をlightroom上で3周はしたかと思います。そこから少しずつ、候補をまとめては消し、まとめては消す、という無為な作業の繰り返し。途中で「お母さん、なぜ僕は生まれたの?」と実家に電話しそうになったのも一度や二度ではありません。

自責のような問答が続くと脳が痺れて来たのか「なんでこんなの撮ったんだっけwww」などと一周回って自分に突っ込み始め、徐々に様子がおかしくなってくるのですが、そうこうしていると憑物が落ちたようにふと思う瞬間がやってきたのです。

「あれ?なんで彼らと同じ土俵で戦おうとしてるんだっけ?」

美しさ、かっこよさで勝ち負けの決まる戦いだ、なんて誰も言っていないのに思い込みの呪縛により、他の人より美しい写真、すごい写真を探して自分のLightroomのフォルダ(通称・夢の島)を漁っていたのです。そんなん見つかるわけねーじゃん!!(一応追加で撮りにもいったけど)

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諦めでもなく、かと言って卑屈になるわけでなく、撮ってきた写真しか存在しないし、急に作風を変えるわけにもいかない。そもそも作風などない。もちろん「自分は自分の写真で勝負する!」なんてたいそうなことは言えないけれども、惨敗したら、土下座してしんやとよーへいのサロンにも入れてもらえばよいのです(これだ!)。

他のメンバーの素晴らしい写真がちょっとずつ出展メンバーLineの中で共有され始め、見るたびにため息をついていた私ですがここで吹っ切れて、他の人が絶対に出さないであろう方向性の写真を探し始めます。なんとか全部で3組ほど候補を揃えた上で、不安を抱えながらも「これかな?」と思った1組にいろいろな感情を込めて以下のタイトルをつけたのでした。

「どうしてこうなった?」

・・・私の心境そのものです。
美しい、カッコいい、深い、カワイイ、スゴい、それらの属性(本当はもっとしっかりした言い方や表現があると思うけれど・・・本当に素晴らしい作品たちなので)は他のDopeZineメンバーにお任せして、自分は楽しい写真で勝負しようと。見た人が「写真って楽しいな」「こいつアホだな」「何これw」と思ってくれることをゴールにしたセレクト。
「同じ面白さであれば美しい写真のほうが1000%間違いなくよい」という大前提は誤解がないように前置きしておきますが、写真は美しさだけを求められているわけではないと思うのです。

この歳で恥ずかしくもありますが、自分の未熟さを顧みず「すごい人たちに交じってすごいと思われたいぃぃぃぃ」というクソみたいな呪いを自分にかけていたのでしょう。
提出する時には写真として他の人優れているかどうかはもはやどうでもよくなり、多分この攻め方は自分にしかできないな、という確信はありました。
だって「そもそも評価がついていない」私は失うものがないんだもん。これだけが唯一手元に残った武器。「上手い」「すごい」「美しい」「かっこいい」といった賛辞じゃなく、見た人の心に「なんか変な奴がいるな」と爪痕と傷跡を残せればもはやそれでいい。
せっかくのサロン対決なのでDopeZine面白そうだな、と少しだけでも思ってもらえたらそれでいい。鉄砲玉には鉄砲玉なりの戦い方があります(自覚。

さて問題の組み写真がこちら↓

タイトル:「どうしてこうなった?」

提出作品

ぶっちゃけ1枚目なんて世が世なら火炙りの刑に処されそうな内容です。著作かコピーかギリギリのラインな上に基本Web媒体NGな事務所のこの被写体とは本当に神をも恐れぬ所行。実は自分でもぜひこの組で出たいなと思っていたのですが、私の中のリトル・キム〇クが思わず「ちょ、待てよ」と引き止め、一方で「俺じゃダメか?」とそっと後ろからあすなろ抱きされるという脳内綱引きがずっと続いておりました。
2枚目は結婚とは、人の幸せとは何かを追求し、3枚目は種の起源と生命の進化を想起させます(適当)。4枚目はまさにタイトル締めくるるにふさわしいなんでこんな絵が撮れたのか自分でもよくわからないけれどじわじわくる仕上がりです。
(当日追記※ と思っていましたがあんな結果です。笑ってやりましょう!!)

・・・本当にどうしてこういうセレクトになったのか?私の提出した3組の候補の中から、この組を推してくれたDopeZineの運営の方には正直頭が上がりません。

最後に

いかがでしたか?みなさんの爪痕と傷跡は残せましたか?
(注※フォトバトル直後に投稿しています)

さて、シンヤさんからも無事「どうしてこの4枚目になったの?」と講評の中でも2回も触れられてしまい、

無事、僕の経歴に爪痕と傷跡は残せたようです!!

向き合ったことで他の人との差に悩むのではなくて、他の人との違いをどう受け入れて自分の個性を表現するか、ほんちょっとだけわかったようなわからないような、やっぱりちっともわかりません。ただ、18人に入っていない中にもすごい人がいっぱいいる中、参加の資格をいただき、かつ自分の写真を振り返る機会をもらえて本当に幸運でした。イベント運営、一緒に戦ったDopeZineメンバー、我々の前に立ちふさがったしんやとよーへいメンバー、見ていただいた方々、関係各位に改めて感謝を申し上げたいです。ありがとうございました!!

最後まで読んでいただいた方はこのフォトバトルの結果はこちら!!


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まだの人は読んでみよう!写神もおススメのnoteがこちら!


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