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Rating Libraries on Android & iOS

■ はじめに
こんにちは!Repro Growth Marketerの 稲田宙人(@HirotoInada)です!
本noteは2020年5月13日に開催された “ASO Conference2020” の世界最速・日本唯一のRecap記事Vol.12です!

ASO Conferenceとは?
世界60ヶ国以上から総勢1000名以上が参加する、ASO(アプリストア最適化)のみにトピックを絞った世界最大級のカンファレンス。
今回で3回目の開催を迎え、総勢20名以上のプレゼンターがASOの最前線のノウハウを共有し、熱い議論が交わされ幕を閉じた。

Recap Vol.12のテーマとスピーカーは以下の通りです。

■ テーマ
iOSとAndroid各OSのレビュー促進ライブラリ
■ スピーカー
Sebastian Gallese - Founder @ Haystack Reviews

1. はじめに

もしあなたがプロダクトやグロースマーケティングの仕事をしているならば、ユーザーに質問してみようと思ったことがあるであろう。

そこで今回は、アプリで使えるオープンソースのライブラリについてお話しする。ライブラリーを使用することで、機能をゼロから構築する代わりに大きく時間を節約できるのが利点なので、まずは今回ご紹介するライブラリを見てみて欲しい。

2. 私の失敗談とそこからの教訓

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私は以前ある会社のためにiOSとAndroidの両方のアプリケーション開発をしていたのが奇妙なことが起こった。 両OSで同じ評価依頼コードを使用しており、アプリの機能面は全く一緒だったにも関わらず、iOSは星4.5・Androidは星3だったのだ。

何が原因か調べたところ、なんと驚いたことにAndroidの本番環境では評価依頼の遷移先が空白になっていたのだ。 この不具合を修正したところ、AndroidアプリもすぐにiOSと同じ星4.5まで改善した。

この話からの教訓は、評価を求めることは重要であるが、それ以上に適切に行うことがより重要であるということだ。

3. 評価の依頼に重要な3要素

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正しい評価依頼には3つの要素が必要だ。
まずはメッセージングである。この要素は特にAndroidでは実際のダイアログで必須となる要素である。
次の要素はデータである。今日お話するライブラリの多くにはこの分析機能が含まれている。アプリを評価するようにユーザーに依頼する際には正しいタイミングの特定が必要である。
最後の要素は見落とされがちな継続的な実験である。多くのコードはハードコード化されているため、独自に最適化するのは難しい点に注意が必要だ。

4. Androidのライブラリ

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早速私のお気に入りのAndroid用のライブラリ「Amplify」を見ていく。
このライブラリーの特徴は、ダイアログを表示・ボタンを押したユーザーを追跡できるので、何度も同じユーザーに評価を求めることがない点である。それ以上に素晴らしいのが、典型的なダイアログ形式だけでなく、バナーフォーマットでのメッセージが可能である点だ。これにより画面上にずっと表示することもできるようになる。注意点としては、他のライブラリーと比較すると若干低評価であるのと、2019年以降更新がない点だ。

5. iOSのライブラリ

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iOSでご紹介するのは「Armchair」だ。
このライブラリは最も古くからあり、且つ多くの高評価を獲得してきたライブラリの一つである。iOSのネイティブプロンプトを使用しているが、必要に応じてカスタムプロンプトを表示できるもの非常に大きな特徴である。

6. Androidの評価に関する注意点

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Androidに関しては一点注意事項がある。去年の8月頃にPlayストアでこのアプリを見たことがあるかもしれない。これはIRAテストアプリと呼ばれていて、実際に多くの記事でも取り上げられ話題になった。このテストアプリを使用することで、まだリリースされていない状態で、開発者はアプリの評価促進ダイアログを表示できるようになる。これにより、今日私が話したAndroid用のライブラリの多くは、完全に変更しなければいけない可能性が高い。具体的には、iOSの評価促進ライブラリと同様に、Androidにおいても評価促進ダイアログを組み込む方法を再検討する必要が出てくる。

7. 総括

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繰り返しにはなるが、正しく促進を行うことが何よりも重要である。
そのためには、メッセージとデータと継続的な実験の3要素を正しく理解して運用していく必要性がある。今日ご紹介したライブラリーを使用することで、時間を大きく節約できるので、是非活用してみてほしい。

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