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#5「なんでキャリコンになったのよ?」には端的に答えられない③

セレンディピティ(偶然の幸運)って、あるんですよ、いやほんと。
「転職の難しさをボヤいたら人違いして傾聴スキルが上がり、主客転倒の結果、変な自信がついて、ググったらキャリコンになることを勧めらた」
今回はこの太字の部分。さて、何が起こった!?

人違いして傾聴スキルが上がり

誰かをうらやむ暇があったら行動だ

座談会をやり切った後は、「回復過程を一般化」というヒント(前回参照)を形にするため、関連しそうな書籍を片っ端から読んで、時々感想をSNSで発信していました。

何か目的があったわけではないのですが、どうせなら誰かに考えを見てもらいたいとでも思っていたのでしょうかね。

そうやってSNSを開いてみると、そこでつながっている人たちの中には自主イベントを精力的に開催している人もいて、どうしてもその活動が目に留まります。

そういう人は、いつも何かの中心人物で、とても輝いて見える…

「ああ、影響力のある人って、うらやましいなぁ…」
と、ため息をつくのですが、次の瞬間
「いや、うらやましがっていても仕方がない。自分も何かすればよいことだ」
と反省、このくりかえし。

そんなある時、ワイン関連のイベントをよくやっているAさんと知り合っていたので、
「この人と、牧場で作っているチーズを絡めて、何かイベントができないかな?」
と思い、SNS上でコンタクトを取ったのです。
そしたらwebミーティングしましょうという話になり…

嗚呼、人違い

「最初に言っときますが、私、Aさんじゃないんですよ、多分人違いされてますよね」
Zoomを開くや、いきなりそんな話になってびっくり。
なんと私がコンタクトを取っていたのは、Aさんと同姓のBさん!
間違う私もうっかりですが、受けるほうも受けるほうだよ。

「いや、実は安芸さんとお話したいなって思ってたんですよ。この前の投稿で、読んだ本の中に『LISTEN』を挙げてたでしょ」

『LISTEN』は傾聴に関する名著で、感銘を受けた本でした。(興味のある方は是非)
傾聴は自分の好きなことのひとつだったので、もっと深掘りしたいと思って読んだのです。

「私もあれ読んだことがあって、傾聴に関する副業を始めたんですよ。
それで、安芸さんにもどうかなと思って」

実は『LISTEN』の出版に関わっているエール株式会社が、同社のサービスを支えるサポーターを募集していたのですが、そのサポーターの仕事こそ「傾聴」であったというわけで。

まじかーーー!
そんなありがたいお話ってあります!?

もう、二つ返事で「やります」って答えちゃいました(笑)。
ワインとチーズのイベント?きれいさっぱり忘れてましたね(大笑)。

そしてスキルアップ

このサポーターにエントリーすると、傾聴に関する研修を受けることになります。
ここであらためて傾聴の何たるかを学ぶことができました。
その後実際にクライアントとのプロジェクトに関わらせていただき、「傾聴によって喜ばれる」という体験ができたのです。
本当に思いもかけない収穫でした。…(続く)

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AKI_聴く屋の店主
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