【一生に一度は見たい!】天才ガウディが残した遺作②
今日もガウディについて書いていきます。
前回は様々は作品群についてご紹介しました。
今回はその中でもカサ・ミラについてさらに掘り下げていこうと思います。
このカサ・ミラは、1906年にガウディにより創作されました。
場所は、バルセロナのプロベンサ通りとグラシア通りの角に作られています。
グラシア通りと言ったら、東京でいう表参道の様な場所でブティックが立ち並んでいるバルセロナのメイン通りです。
出展:https://kyah.blog.jp/archives/51511263.html
そんな素晴らしい立地にあるこのカサ・ミラ、なんと今もなお賃貸住宅として住むことができます。
しかもお家賃だいたい15万円程度。
こんな素晴らしい立地にあり、しかも世界遺産の中に住むのにしてはだいぶ安く感じます。
この建物をガウディに発注したのは、実業家ペレ・ミラ。
カサは家という意味なので、カサ・ミラは「ミラさんの家」という意味です。
このペレ・ミラも約30年ほど奥さんとともに大きな主室で暮らしながら、残りの部屋を賃貸に出していました。
このカサ・ミラも建設当初はこの斬新な設計が近隣住民には受け入れられずラ・ぺドレラ(石切り場)というあだ名が付けられました。
当時は近隣住民から受け入れられなかったせいで、なかなか借り手がつかず、大人気になった今も当時の家賃のまま借りれるようになっています。
ガウディの建築には直線が使われないという話は前のブログで書きましたが、このカサ・ミラも石灰岩で作られた滑らかな波上のファサード(建築物を正面から見た外観のこと)となっており、まるでサンゴの様な形をしています。
美術評論家に高く評価され、今ではバルセロナの宝になっています。
カサ・ミラ、ぜひ訪れてみたいですね。
吉村先外