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【仕事術】成果を生み出す努力を簡単にするためには ~前提編~

以前『エッセンシャル思考』を読んで学んだことを記事にしましたが、その第2弾である『エフォートレス思考』もまた大きな学びになったので今回はそこからの学びをまとめて書いていこうと思います。

エッセンシャル思考は、「何を」やるかを学べる本です。
エフォートレス思考は、そのやるべきことを「どのように」やるかが学べる本です。

以前ワクセル主宰の嶋村吉洋さんも、ただがむしゃらに努力をするのではなく、効果的な努力をすることの大切さを教えてくださりました。

今回は大切なことにかかる努力を簡単にする方法について書いていきます。

●エフォートレス思考とは(そのやり方が唯一の道ではない)

こんな風に感じたことはないでしょうか?
・走っても走っても、ゴールに近づけない
・もっと成果を出したいのに、エネルギーが足りない
・このままじゃ燃えつきてしまいそうだ
・いったいどうして、こんなに何もかも大変なんだ?

もし頑張ってもうまくいかないなら、別の道(やり方)を探したほうが良いかもしれません。

●どうしてこんなに何もかも大変なのか
頑張りが成果につながることは事実です。
ですが、それには限界があります。
あるポイントを超えると、いくら時間とエネルギーを費やしても、それ以上の効果は得られません。
そういうときは、限界を超えて頑張るのではなく、もっと簡単な道を選んでみたらどうでしょうか。
働きすぎはけっして名誉ではありません。

●大きな石が多すぎる
エッセンシャル思考で学んだ、絶対やりたいことだけに「イエス」と言い、その他すべてに「ノー」と言うということを体現したとしても、それでも忙しすぎる場合はどうしたらよいのでしょうか?

ビッグロックの法則(大きな石理論)というものがあります。
空瓶に大きな石を最初に入れて、それから小石、砂利の順番に入れていくとすべての石がうまく収まるようになるというものです。
優先順位が高いものから順に、スケジュールに入れていくと他のことをする余裕も生まれるという意味です。

しかし絶対やりたいことが多すぎる場合はどうすればよいのでしょうか。

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本当に大事な仕事をやっているのに、どこか楽しめない。
全力を出しているのに、全然足りない。
エッセンシャルな仕事だけをやっているのに、なぜか時間がない。
もっとやりたいことがあるのに、どこにも余裕がない。
力ずくで成果を上げても、疲れすぎて喜ぶ元気もない。

そういう時はやり方を変える時です。

問題はやる気がないことではありません。
どんなにやる気があっても、リソースが限られていることが問題なのです。
本当に大事なことで成果を出したいと思うなら、働き方と生き方を根本的に変える必要があります。
いちばん楽なやり方で最優先事項に取り組むのです。

正しいやり方さえ見つければ、人生の重荷は軽くなり、余裕で大きな成果がついてきます。

考えてみてください。
もしも瑣末なものごとが困難になり、本質的なものごとが簡単になったら、いったい何が起こるでしょうか?

●エフォートレス思考の3ステップ
エフォートレス思考は次の3ステップに分かれています。

①エフォートレスな精神(頭のガラクタを片づけて、余裕のマインドを手に入れる)

②エフォートレスな行動(もっとも効率のいいポイントを見つけて、余裕で最高の成果を出す)

③エフォートレスのしくみ化(行動を自動化し、成果が勝手についてくるしくみをつくる)

■エフォートレスな精神
最初に、頭と心のガラクタを取り除き、スペースを作ることから始めます。
心身ともによく休めていて、心配ごとがなく、集中できる状態です。
重要なものごとに、簡単に取り組める精神を作っていきます。

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■エフォートレスな行動
エフォートレスな精神を手に入れたら、次は完璧主義や自身のなさを手放し、やるべきことをなるべくシンプルにして、簡単にやり遂げるようにしていきます。

■エフォートレスのしくみ化
成果には直線的な成果と、累積的な成果の2種類があります。
ここでは努力が、自動的に成果につながる状態にしていきます。

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●いちばん大事なことを、いちばん簡単にする
いちばん大事なことが簡単にできるようになれば、人生に大きな余裕が生まれます。
この状態を目指していきましょう。

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次回からはエフォートレスな精神、行動、しくみ化について書いていきます。

吉村先外

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