パフォーマンスが上がる空気とは⑥
ずっと空気作りについて書いていますが、今日はその作った空気を定着させて文化にしていくまでについて考えていこうと思います。
そのためにはメンバーが受け取りやすいコミュニケーションが必要です。
・大枠から話す
いきなりすべきことを言われると、つい言い訳がしたくなるものです。
大枠から順を追って話をするのが大事かと思います。
また、個別に話す際も面と向かってというとプレッシャーがかかりますが、ポイントは独り言のような感じで語りかけるようにすると良いと教わってきました。
そして、以下の順で会話をしていきます。
①そもそもなんの目的で始めたのか
②なんのためにこれをすべきなのか
③これまでの経緯
④これからすべきこと
・ボイスチェンジを使う
直接的にアドバイスをするのではなく、あくまでシェアをします。
直接的なアドバイスだと縛られた空気になります。
あくまで自分もこう教えて来てもらった、とか、こういう話を聞いて勉強になったなどと伝えます。
イメージとしてはメンバー教えるというより、一緒に学ぶ・学んだことを共有するというイメージです。
そうすることで、メンバーは伝えたいメッセージが受け取りやすくなります。
また言い訳が出づらくなります。
また、直接的にこれを言うのではなく、みんなで一緒に御飯を食べている時とかMTGの前とかにこれをふんわり伝えるのもありかなと思います。
・普段からメンバーの言い訳を集めておく
普段メンバーから出る言い訳を集めておいて、それを上記の様にそもそもの目的やなんのためにやるのかを話したり、ボイスチェンジをすることによって、言い訳を無くしていきます。
「時間がない」
⇒仕事ができる人はしっかり計画を立てて仕事をすると聞いた。やっぱり成果を出している人は計画立てがうまいよね。僕も見習わないと。そもそも大きな成果を作ろうと思ったら計画立ては必須だよな。時間がないなんて言ってられないよね。
という感じです。
これを普段から言い続けるのが大事です。
・良い空気に触れる
良い空気に触れるのは大事かなと思います。
人が作り出す良い空気にメンバーと触れるのがおすすめです。
大嶋啓介さんという方がいらっしゃいます。
嶋村吉洋さんが主宰するワクセルのコラボレーターの中にも入っているので、嶋村吉洋さんの講演会のゲストで大嶋啓介さんがいらっしゃってお話を何度か聞かせて頂いたことがあるのですが、空気作りの天才だと思いました。
渋谷で居酒屋てっぺんという居酒屋を営まれているので、コロナが空けたらぜひメンバーと足を運んでみようと思っています。
・研修に触れる文化を創る
良い研修に触れる機会をたくさん創るのも大事です。
私はASKアカデミージャパンのベーシック、シーク、リユニオンに良く参加させて頂いていますし、一緒に働く仲間にもそれをおすすめします。
プロから学び、刺激を受け、自分で成長していく機会を創ることはとても大事だと思います。
そしてその刺激を受けたことをチームの前で話してもらいます。
良い空気を持ち帰ってきてもらい、その空気をチームに伝播させていくのです。
・イベントを企画してメンバーとのコミュニケーション機会を設ける
普段仕事ばかりしていると、仕事のコミュニケーションがどうしても増えていきます。
メンバーとどこかに出かけ、ラフにコミュニケーションを取る場を設けることで、色んな意見が出やすい環境になると思います。
一見仕事には直結しないかもしれないように思えるかもしれませんが、チームの結束力を高めたり、フラットなチームを作っていく上ではすごく大事なことだと思います。
・脳みそをポジティブに切り替える
24時間以内にあった「良いこと」または「新しいこと」を、短時間でお互いに発表し合うと、脳みそがポジティブなことを見つけるクセができます。
それを文化にしていくと良いかなと思い、LINEグループなどにポジティブなニュースを発信するようにしています。
また、メンバーがメンバー同士で良いと思ったことを口に出す文化もすごく大事かと思います。
こうした空気を作っていくと、それがムードに変わり、最後には文化になります。
どういう文化を創るかでチーム全体の成果が変わってくるかと思います。
僕も良い空気を作り、それを文化にしていきます。
吉村先外